修繕して知的障害者の通所更生施設に
10月オープン、生活指導員などスタッフ募集へ(6月12日・木)
大曲市松倉の旧松倉小学校が知的障害者通所更生施設・仮称「まつくら」として活用されることになった。国の支援費対象となる認可施設となるもので、今月末から校舎の修繕工事に入り、10月1日から大曲市と西部4町村(神岡町、西仙北町、協和町、南外村)在住の知的障害者ための定員40人の施設としてオープンする。運営主体は市社会福祉協議会。
松倉小学校は01年4月、四ツ屋小との統合で廃校となった。木造二階建て約930平方メートルの校舎は1934年に建築されたものだが、廃校になっても地元住民には愛着があって解体されないまま残していた。今回、校舎を修繕して通所更生施設として活用することになったことで地元住民からは歓迎の声が挙がっているが「建物の形だけは残してほしい」と注文があった。
市には現在、住吉町に通所福祉作業所があり、県立大曲養護学校の卒業生ら25人が通って花火の玉などを作っている。しかし、国の支援対象とならないため、県と市の補助で運営していた。障害児を抱える親の会から「デーサービス的な更生施設がほしい」との請願が数年前に市と西部4町村の議会にも出され採択されていた。こうしたことから市福祉事務所が中心となって検討した結果、松倉小の校舎を活用しようと市社会福祉協議会と協議、建物を無償で譲渡し、土地も無償で同協議会に貸与することで運営が決まった。
校舎の修繕費、それに冷暖房や送迎用バス、厨房施設など総事業費約6000万円は国からの支援を受けた。また市と西部4町村からも2000万円の補助金があり、外構工事や屋根の補修、それに車庫を建設する。
修繕後の校舎は一階を作業室、食堂、指導員室、医務室として活用し、二階は事務室、休憩室、会議室とする。体育館はそのままとし、地元住民と共同で活用する。現在の市の通所施設は施設長と指導員の3人で運営しているが、これからは定員40人の認可施設となるため、指導員や施設長、調理、送迎用バスの運転手などを含めて10人前後のスタッフとなる。若干名採用する生活指導員は社会福祉主事の任用資格か知的障害者福祉事業に2年以上勤務した経験が必要で、今月25日発行する市の広報と社会福祉協議会の広報、それに7月に発行する4町村の広報で生活指導員と作業指導員、調理員などスタッフを公募したいと市社会福祉協議会。オープン後は現在の花火の玉作りだけでなく、敷地も広いため畑作業や木工製品の製作もやれるような更生施設にする。