南外村の村長選

7月1日に告示、村議補選も

田口村長、3期目に向けて会見(6月13日・金)

 任期満了(7月15日)に伴う南外村の村長選は7月1日に告示され、6日の投開票となる。村長選と同時に村議補選も行われる。村長選には現職の田口宏暢村長(76)が3月定例議会で3選を目指して出馬表明しているが、今のところ田口氏以外の動きはない。一方、村議補選は定数2に対して元職2人と新人1人が立候補の動きを見せている。6月1日現在の選挙人名簿登録者数は男1861人、女2079人の合わせて3940人。6日は午前7時から午後7時まで村内6カ所で投票が行われ、午後8時から村コミュニティーセンターで開票される。村長選が無投票となった場合、村議補選は午後9時15分ごろ大勢が判明する。

 田口村長は13日、村役場で記者会見し「2期目で自分のやろうとした南外村の姿が見えてきたと思ったが、途中から市町村合併の話となり村としての総合発展計画を実現するためにも3期目を締めくくりとすることにした」と抱負を述べた。そして「村の自然をどう守るか。住民が安心して安定した生活ができるには村の自然環境を守ることが大事だ」と環境保全をキーワードとした村づくりを強調した。

 さらに「基幹産業である農業施策はほ場整備事業の継続推進で経営基盤の強化と自然と共存できる有機栽培を中心とした南外ブランドの農産物を目指して力を注ぎたい」とも述べた。また、村の予算36億円の中で01年から05年までの事業として約54億円を掛けて進めている簡易水道の全村普及を手がけていること、さらに05年からは約60億円をかけて下水道事業にも着手したいと訴えた。

 市町村合併に関しては「悩んだが、判断が間違ったら大変なことになるので協議会に参加し、合併は何かを見極めながら問題があれば解決するようにした」と語り、「これまでは村に過疎債も含めた国からの交付税が20億円入ってきた。社会資本が遅れていたので一生懸命やったからそれだけの交付税が入った。合併すれば特例債が入ってくるが、それをどう使うかで市町村が引っ張りあいになれば合併はまとまらない。バランスを取ることが大事だ」と譲り合いの精神を求めた。合併に期待することでは「これまでの総合発展計画を継承させたいし、きめ細かな住民サービスを実現するようにしたい」と述べた。

 2期目では少子高齢化が県平均を大きく上回っていることから、高齢者福祉と乳幼児対策は欠くことのできない重要課題とし、02年度は「介護予防拠点施設」を約1億710万円で建設した。鉄骨平屋建て421平方メートルの大きさ。介護予防教室、機能維持トレーニング機器を揃え、温泉浴場、調理室などからなる。さらに現在、デイサービスと一人暮らし老人の短期居住施設として「生活支援ハウス」を約3億5000万円で建設中。また、老朽化した二つの幼稚園を統合させ、約8000万円の事業費で保育園に隣接させて統合幼稚園を建設、子育ての拠点施設として保育と幼児教育活動の広がりを期待している。

 田口氏は駒澤大学卒。外小友中学教諭、西仙北町大沢郷中学校教頭、仙南中学校長を経て1984年、西仙北町刈和野中学校長で定年退職。89年から95年まで村教育委員長を務め、95年7月の村長選で初当選。自宅は南外村字赤平台野40?14。二人の娘は独立し、妻・慶(よし)さんと二人暮らし。