県南ふれあいスポーツ大会

知的障害の人たち

スポーツレクリエーションを通じて交流(6月24日・火)

 魚釣りゲームに挑戦県と県知的障害者福祉協会主催の「第1回県南ふれあいスポーツ大会」が24日、大曲市民体育館で開かれた。県南の養護学校や知的障害者施設、福祉作業所の利用者がスポーツレクリエーションを通して相互の交流と親睦を図ろうと開いたもの。大曲養護学校、横手養護学校、稲川養護学校、そして横手市の「太陽の園」、羽後町の「ひばり野園」、大雄村の「大和更生園」、大曲市の「角間川更生園」など17施設から429人の生徒・利用者、それに職員合わせて645人が参加した。

 昨年までは秋田市を会場に「ゆうあいスポーツ大会」を開いていたが、成績重視の障害者スポーツ大会でなく、誰でも参加できる大会にしようと県北・中央・県南の3ブロックに分かれてそれぞれスポーツレクリエーション大会とし、施設利用者だけでなく養護学校や作業所など在宅の障害者も参加できる大会とした。

 参加した選手たちはそれぞれの学校、施設のプラカードを手に入場行進。大会会長で阿桜園(横手市)の高橋章園長(横手市)は「選手、職員合わせて645人が参加してくれた。今日一日を楽しく過ごし、交流を深めよう」とあいさつ。利用者を代表して角間川更生園の佐藤新悟さん(20)と大友タカ子さん(38)が「私たちは今日一日、たくさんの人とふれ合い、楽しい一日を過ごすことを誓います」と選手宣誓した。

 ラジオ体操の後、午前中は「魚釣り競争」、「玉入れ競争」、「お玉でボール遊び」の3種類のゲームを楽しんだ。「魚釣り競争」は池に見立てた輪の中にくちばしにクリップを付けた紙の魚を磁石を下げた釣り竿で釣ってゴール目指して走るもの。参加者は小学生から高齢者までと幅広いため、車いすに乗った人も障害や年齢に関係なく楽しめるゲームにしようと工夫を凝らした。

 紅白の玉をかごに投げ入れて数を競うゲーム、1.5メートル離れた所から輪投げするゲーム、一列に並んで頭の上で風船を渡していくゲームなど昼食を挟んで楽しんだ。応援に駆けつけた両親や職員と抱き合って喜ぶ姿もあり、ゲームに参加した人も見学する人も夢中となって声援を送っていた。職員たちは「施設から出かけることも、他の施設の人たちとふれ合うことも利用者にとってはいい気分転換になります」と温かい目で見守っていた。