山形新幹線大曲延伸

国、JRにも強く要望

早期実現目指して力の結集を=鈴木湯沢市長(6月27日・金)

  横手市で開かれた総会「山形新幹線大曲延伸推進会議」(会長・鈴木俊夫湯沢市長)の総会が26日、横手市の横手セントラルホテルで開かれた。総会には県南3市3郡の市町村長、県、市町村職員ら関係者約120人が参加。鈴木市長は「大曲までの延伸運動は残念ながら一筋の明かりさえも見出せない状況にある」と運動の厳しさをにじませながらも「山形新幹線の大曲までの延伸は東北地方の背骨として大きな役割を担ってきた『奥羽本線』が、明治以来の重要幹線として復活することにつながり、秋田県のみならず東北地方全体の経済・文化の振興、並びに環日本海国際交流の発展にも大きく寄与するものと確信する」とその重要性を訴え、「山形県の皆さまの支援を得ながら、力を結集して粘り強い運動を続けたい」と決意表明した。

 山形新幹線延伸早期実現期成同盟会会長の高橋榮一郎新庄市長も来賓あいさつで「平成11年11月に新庄まで延伸したのも秋田県南部の協力と我々の運動で実現した。開業以来、予想以上の盛況だ。駅東側の駐車場には秋田ナンバーの車も多く見られる。奥羽線から新庄で乗り換える人も多い。乗り換えは心理的な負担も大きい。より利便性を高めるためにも、大曲延伸を目指して共に頑張ろう」と強調した。

 会議では「山形新幹線の大曲までの延伸は秋田県の均衡ある発展と地域活性化を図る上で極めて重要な課題だ」とし早期実現を目指して、国、JR東日本などへの要望活動、延伸促進総決起大会の開催などの事業計画を決めた。

 会場から高橋和雄山形県知事が今月18日、酒田市での懇談会で「陸羽西線を利用した山形新幹線庄内延伸を優先して実現したい。350億円の費用も覚悟したい」と述べたことが山形新聞に掲載されたことを引き合いに、同推進会議の運動のあり方を問う意見も出た。これに対して鈴木市長は「さきほどの役員会でも山形県知事の発言を話し合ったが、大曲までの延伸は何ら揺らぐものではない。県も秋田21総合発展計画で、奥羽南線の新幹線化を重要な課題としており、県がどれほど予算化してくれるのか、政策上の課題を突き詰めていきたい」と山形県知事の発言をバネにより強力な運動を展開していく方針を示した。