高野助役、出馬表明へ
「健康都市おおまがり」を住民と共に(3月20日・木)
大曲市の高野昭次助役(53)=中通町=は20日朝、高橋司市長に「辞職願」を提出すると同時に2月定例議会閉会後、議会に発言を求めて助役辞任の報告をした。引き続き午後3時から市役所で記者会見し、今秋10月20日に任期満了を迎える市長選に「出馬することになった」と立候補を表明した。同市長選に関しては4期16年目を迎える高橋市長が2月7日の臨時議会で今期限りで退任することを表明。一方、1月19日には県議の栗林次美氏(54)=栄町=が、2月22日には4年前の市長選で高橋市長と一騎討ちを演じた会社役員の石塚柏氏(55)=泉町=が立候補を表明しており、高野氏の出馬表明で今秋の市長選は3人で争われる公算が大きくなった。
会見した高野氏は「市役所という組織は、地域における最大のサービス産業として『市民の役にたつ所』でなければならない。経済の長期低迷が続く現在では、地域の創意工夫とやる気のある人材いかんで相当の地域格差が出てくる時代となった。また平成16年度は市制施行50周年を迎えるが、同時に大曲市という自治の歴史を一端閉じることにもなる。昭和の合併から50年経ったこの節目の時に新たな市町村合併を迎え、周辺の町村と一緒になって次の時代を乗り越えようとしている。現市長と市議会が一致協力して、市町村合併に向けた流れを作ってきた。これをしっかりと受け止め、近隣の町村長や議会関係者との信頼関係に基づいて、今後の大きなまちづくりを市民のみなさんと共に進めて参りたい。多くの市民から立候補の要請も受けており、これまで培った自分の力を、お世話になった大曲市のためにも使わせていただく時だと考え、立候補を決意した」と述べた。
その上で「この地域にあるすべてが健康・健全で、生活者に近いところで真に求められていく地域住民型の健康的な社会の確立を目指したい」と「健康都市おおまがり」をビジョンに▽大曲仙北ブランドの構築▽たくましい人づくり▽やさしい街づくり─の3つの公約を発表した。
具体的には▽農商工・学・官の連携による地域の資源を生かした特産物の供給基地の実現▽IT・情報産業を活用した高度情報化基盤整備の推進▽地域型総合スポーツクラブの創設、グランドゴルフ場の設置▽在宅介護の支援強化▽高齢者・障害者のための除雪の強化▽市役所のサービス機関として自覚を高めるため民間経営「顧客主義手法」の導入▽休日窓口の開設などを挙げた。また「仙北組合総合病院は移転改築を検討しているが、自分としては現在地も含めた早期立て替えの実現を目指したい」と述べた。
高橋市長の下、2年7カ月助役を努めたが、高橋市政に関して高野氏は「失政のない手堅い市政運営をされた。高橋市長の後継者とは思ってない。時代の変化が激しいのでもう少しフットワークを良くした地域住民型志向に基づいた市政運営を図りたい」と語った。
高野氏は神岡町出身。県立横手高校、専修大学経済学部卒。1972年4月1日に市役所入りし、総務部市長公室長補佐、同主幹、同室長、総務部企画調整課長兼大曲駅周辺総合整備対策室長、産業経済部長などを経て2000年8月8日に助役に就任した。今月いっぱいは残された公務をこなし、31日で職を辞す。市長選に向けた具体的な活動は市議選修了後を予定している。