太田町長選

3選目指す高貝町長会見

市町村合併後は「いやしの里」を目指したい(3月25日・火)

 任期満了(4月29日)に伴う太田町長選に昨年12月定例議会で3選目指して立候補を表明している高貝久遠町長(56)=同町太田字築地古館=は25日、町役場で記者会見し、「市町村合併まであと2年余り。これまでやってきたものを仕上げ、合併後は太田町をいやしの里としたい」などと抱負を述べた。高貝町長は「地域の発展は人づくりが原点。そのために3歳児からの幼・保育教育に力を入れてきた。小中学生に対しては国際化社会に対応できるよう学校に外国人講師を招いて特別英語教室を開くなど英語教育に力を入れてきた。同時に中学生からは希望を取って、アメリカを中心に海外研修にも派遣してきた。時代の流れ、社会の対応に遅れることのないような人間形成を図った。今の子どもたちが大人になれば国際社会に対応できる人間としてこの町を引っ張ってくれると思う」と語った。

 また高齢化社会に向けては「高齢者であっても健康が第一であり、そのためゲートボールやグラウンドゴルフ場の整備充実を図り、グラウンドゴルフでは全県、東北、全国大会も開いた。さらに希望を持って長生きできる社会を目指し高齢者センターも造った」と実績を強調した。しかし「こうした政策を維持するにはお金がかかり、財政が不安だ。財政基盤を安定させるためには市町村合併しかない」といち早く市町村合併に手を挙げた理由を述べた。そして市町村合併に関しては「住民への説明は小さな部落まで歩いて充分にしたつもりで、合併は時代の流れとしてやむを得ないものと理解してもらった。町民からアンケートを取って結論を下すべでないかとの声もあるが、町民から選ばれた首長が自分の回答を出さないで、住民から回答を求めるのには疑問だ」とも述べた。

 さらに農業政策については「農業はいまだに猫の目農政だ。国も県も市町村も一本化した形で基幹産業である農業の将来を真剣に話し合わないと大変なことになる。国民の主食であるコメを守らなければならない」などと述べ、新規就農者センターを造って担い手の育成に力を入れていると語った。

 また箱ものは終わったとして「これからは生活関連道路の整備。第3次農村総合整備事業として国の制度を導入し、合併後も継続されるよう今年度から10年計画で事業を進めるようにしたい」と述べた。また農村集落排水事業を通じた下水道、さらに上水道の水源確保のために真木ダムの建設促進を目指したいと述べた。

 同町長選に対しては大曲市で建設会社を経営している鈴木隆太郎氏(50)=太田字長田湯伝126=が15日、無所属で立候補することを表明している。鈴木氏は前回(1999年)に続いて2度目の出馬。前回の選挙戦では高貝氏3936票、鈴木氏1313票で2623票差で敗れている。

 高貝氏は県立大曲農業高校卒。町連合青年会長、県連合青年会常任理事、太田町農協組合長を経て95年4月の町長選に出馬、三つ巴の戦いを制して初当選した。