秋になったら一緒に食べよう

大曲市の角間川更生園

保育園児とサツマイモを植えて交流(5月22日・木)

 保育園児と苗を植える更生園生「秋になったらイモ堀りをしようね」。大曲市角間川町の知的障害者施設「角間川更生園」では22日、角間川保育園児と一緒にサツマイモの苗を植えた。可愛い保育園児を畑に迎えた園生たちは園児たちと並んで土を堀り、「秋になったら一緒に食べよう」と楽しそうに交流していた。

 同更生園では20歳から78歳の男女30人ずつの60人が生活しており、それぞれ社会復帰を目指して日中は農林班、手工班、スノーポール班の3班に分かれて作業にいそしんでいる。農林班21人は園から1キロほど離れた所に広さ770平方メートルほどの畑を借りていて、トウモロコシやネギ、玉ねぎ、キャベツなどを栽培し、秋の更生園祭では来園者に販売している。シイタケのほだ木も4000本持っている。

 サツマイモの栽培は初めて。園生はこれまで地域住民の一員として交通安全パレードへの参加や町内にある消火栓の塗装などボランティア活動してきたが、「今回は地元保育園児と交流を深めようとサツマイモを植えることにした」と三浦昇園長。サツマイモの苗200本を買い求め、保育園に参加を呼びかけた。園からは38人の児童が畑へやってきて「お早うございます」と大きな声であいさつ。「良く着てくれました」と園生たちも可愛い笑顔を見て、嬉しそうに迎えた。そして黒いビニールを敷いた畑の畝(うね)に一列に並んで土を堀り、苗を一本、一本ていねいに植え込みながら「秋には一緒に食べよう」と交流を楽しんだ。植え方が終わると園児たちにはジュースのプレゼントもあった。

 1981年に開設された同更生園も高齢化が進み、平均年齢は48歳。それぞれの個性や能力に応じた作業を与え、少しでも体を動かしてもらい、健康維持に気をつけているという。