栗林大曲市長

公民館などを巡回

「住民サービスの前線基地」と公民館を重視(11月11日・火)

 公民館を回って話を聞く栗林市長先月21日に就任した大曲市の栗林次美市長は今月に入ってから保健センターや大曲公民館、婦人の家など市の施設巡回を始めている。11日午前中は花館公民館と四ツ屋公民館、それに大川西根公民館など4公民館を巡回した。同市には7つの公民館、それに婦人の家や学校給食センター、市民会館など6施設がある。栗林市長は「公民館は地域住民サービスの面で職員が第一線に立っている現場。情報収集の前線基地でもあり、そのアンテナ役を大事にするためにも現場を見たい」と施設巡回の狙いを語った。

 この日の巡回は公用車を使わず中嶋喜代博総務課長の運転する車で回った。事前の連絡もなく突然、市長が顔を出したため各公民館の職員はビックリした顔で迎えた。「お早うございます」と声を掛けながら「中を見せて下さい」と視察。5日の保健センターなどの巡回では市民からトイレの様式化の要望が多いと聞いた栗林市長は公民館に入ると早速、トイレの様子を見た。

 案内した職員も「お年寄りからはトイレを洋風にしてほしいとの声があります」と生の声を伝えた。四ツ屋公民館でもトイレの様式化の要望は多いとの説明があった。こうした公民館のトイレの改善は市教育委員会が一括して市から予算化してもらうよう要望することになっているという。

 四ツ屋公民館では縫製工場で働くため、中国から3年契約で来日した30人ほどの女性たちが日本語教育を受けていた。「大曲市の市長さんです」と職員が紹介すると女性たちは「エー!」と驚いて目を輝かした。通訳を通じてあいさつに立った栗林市長は20年ほど前に中国に行った事があるなどと語り、「頑張って日本語を勉強して下さい」と励ますと全員が「ありがとうございます」と言葉をかみ砕くような調子でお礼を述べていた。

 視察を終えると職員と会話し、支所としての役目や公民館としての活動状況などを聞いていた。職員たちは「街灯が点かないとか側溝が詰まったなどの要望があれば担当課に連絡して対応している」と説明。納得した表情で次を目指した。今度の視察について栗林市長は「予算の関係もあると思うが、公民館からトイレを洋風に改善してもらいたいと要望があってもその声が上に上がって来なかったり、後回しになっていた。そうした現場の声をくみ取れるようにしたい」と述べ「市町村合併も目前。合併して市の規模が大きくなればなるほど前線基地である公民館は市民のアンテナ役として大事な場となる」と話した。 視察を受けた公民館の女子職員は「市長さんが来たのは初めてだったので、ビックリした。でも顔を合わせることができて良かった。公民館をもっと開かれた施設として充実させたいと言っており、やりがいがあります」と喜んでいた。