今年は12組世話
結婚したいなら「話題を持って」と男性へ(11月21日・金)
大曲市仙北郡東部地区結婚相談員会議が21日、仙北町のふれあい文化センターで開かれ、今年12組のカップルを誕生させた11人の相談員の表彰を行った後、2人が事例発表した。結婚相談員は農業の担い手で結婚適齢期に差しかかってもお嫁さん、あるいはお婿さんを迎えられない人たちのために相談員が仲介役として活動しているもの。大曲市と六郷町、太田町、仙北町、千畑町、仙南村の6市町村の農業委員会が事務局となって運営している。登録されている相談員は72人。
この1992年から03年までの12年間の活動実績によると92年は、お嫁さん21人とお婿さん7人の28人を世話したのを最高に毎年10人前後のお嫁さん、お婿さんを見つけ出して夫婦誕生の一役をかっている。
東部地区農業委員会の代表としてあいさつに立った大曲市農委の児玉協三会長は「来年からは米政策大綱もスタートし農業はますます厳しくなるが、結婚相談員の力添えはこれからも大事だ。市町村合併後はどのような形で結婚相談員制度が残るのか心配だが、今年の実績を元に今後も期待したい」と述べた。続いて来賓の伊藤稔仙北町長も「今年12組のカップルを誕生させたことに感謝申したい。この地域が活性化するためには若い人たちが結婚し、たくさんの子どもをつくってもらわなければならない。そのためにも行政としても子育て支援でお手伝いしたい」と訴えた。
続いて仙北町の熊谷清司さん、太田町の高橋章さんの二人が事例発表した。熊谷さんは「私たちが子どものころは大勢の兄弟の中で育ったので、人との付き合いや話の仕方もその中から身についた。今の人たちは兄弟もいない環境で育っているせいか人との付き合いも少なく、話題も少ない」と女性との付き合いで必要な「話題性」の欠落を強調。「せっかくお見合いまでこぎ着けたので週刊誌や新聞を読んで話題を見つけておけよとアドバイスしたら、それなりに勉強したようで横手までのドライブでは大いに話が弾んだが、帰りは話す材料もなかったとかで無言で押し通し、嫌われてしまった」とデートに失敗した男性のミス、そして「何でも割り勘だ」とお金をケチったことから女性に嫌われた例などを報告していた。
高橋さんは結婚相談員としてよその家を訪問するコツは「玄関に入ったらまず飾っている花など褒める材料を見つけることだ」と相手の心をどう捉えるかを披露。そして「せっかく結婚したのに2〜3年で離婚されては何にもならない。離婚しないよう心のケアをしてやるのも結婚相談員の務めだ」と強調していた。高橋さんは中国からもお嫁さんを世話している。今年も中国から2人を嫁さんとして世話した。毎年1〜2組は世話している実績がある。
事例発表後の討議ではそうした国際結婚で失敗した例も多いなどと疑問を差し挟む声もあったが、高橋さんは「現地に信頼できる相手がいるかどうかだ」と答え、「結婚しても生活様式の違いを姑(しゅうと)が押し付けたりするとトラブルの元となる」などと注意した。そして何とか夫婦仲がうまくいくよう世話をした家庭には機会を見つけては訪問したり、自宅に招待するなど心のケアに努めていることなどを語った。
表彰を受けた相談員は次の人たち。
▽大曲市=菅原高(2組)、佐藤あや子(1組)▽仙北町=越後谷リヤ(1組)▽千畑町=水戸征子(1組)、田口谷子(1組)、熊谷武子(1組)▽太田町=野中キクヱ(1組)、福原誠子(1組)▽仙南村=佐藤日出男(1組)、照井清子(1組)、蒔野賢之輔(1組)