04年度も継続運行へ
一便当たり10.5人乗車=基準をクリア(11月25日・火)
どこで乗っても降りても100円─。気軽で便利な市民の足として利用されている大曲市の循環バス。その運行を04年度も継続するかどうかなどを検討する大曲市循環バス運行検討委員会が25日、市役所で開かれた。その結果、今年4月から10月末現在でのバス一便当たりの平均利用者は10.5人で、運行継続基準としていた一便当たりの平均利用者8人に対して2.5人上回ったことから来年度も継続運行が決まった。また「サンロード商店街」が8月2日から「花火通り商店街」と名称変更になったことから、サンロード2番街、同3番街というバス停の名前をそれぞれ「花火通りペアーレ前」「花火通り橋上公園前」とすることにした。同時に仙北組合総合病院から花火通りへの人の流れを変えたいと「ファッションなかやま」と「北の水産」駐車場との間に「花火通り組合病院前」というバス停を新設することにした。
検討委員会は市と大曲警察署、市から委託を受けてバス運行している羽後交通大曲営業所、大曲商工会議所、それに消費者協会や老人クラブ代表など14人で構成されている。
市がまとめた今年4月から10月末までのバス利用状況によると213日間の運行で、1万7868人の乗客があった。昨年同期に比べて1840人の増だった。一便当たりの乗客数は10.5人で、運賃収入は173万3660円だった。循環バス運行検討委員会では「一便当たりの平均利用者8人」をバス運行の継続基準とし、その基準を下回った場合は「廃止を含めた事業の見直しをする」としていた。10月末現在までの利用状況からしてその基準を2.5人上回ったわけで、これから積雪期に向かってさらに利用者は増え「努力目標である一便当たりの平均利用者12人を達成する可能性もある」と市では報告した。これを受けて委員会では04年度も継続してバス運行することを決めた。
また新たに設置されるバス停「花火通り組合病院前」については警察署から「現場を見た上で承諾したい」とされたが、この増設でバス停は来年度から現行27カ所が28カ所となる。さらにこの日の検討委員会で「大町」というバス停は「産業展示館」」に、「日の出町」は「日の出町一丁目」に、「サンロード入口」は「黒瀬町」と名称変更することも了承した。
同市の循環バスは中心市街地の活性化と高齢者など交通弱者の足を確保したいと夏期と冬期の2回の試験運行を経て01年8月1日から通年運行を開始。毎日朝9時から午後4時まで一時間ごとに8回運行されている。一周約8.5キロで40分で巡回する。02年度決算の結果、1日の運行経費は3万1210円で、364日運行した結果の経費は1136万440円だった。これに対して運賃収入は316万8740円。さらに県から生活路線バス等維持補助金として132万8000円の補助があり、市の実質の持ち出し額は747万8795円だった。02年度は1055万円の予算を計上しており、予定より約300万円少なく済んだという。