大曲仙北合併協議会
合併と同時に選挙か特例で任期延長か、悩む(11月27日・木)
大曲市と仙北郡7町村の合併協議会はほぼ順調に進んでいるが、議員の任期の取り扱いを巡っては26日、仙北町のふれあい文化センターで開かれた8回目の協議会でも継続審議となった。市町村合併が成立すると8市町村の首長はその時点で失職となるが、議員だけは合併特例法によって法定の議会定数2倍以内の範囲で1回限り、任期4年の選挙をやれる。あるいは合併後2年を超えない範囲で議員として在任することもできる。逆に特例を選ばない場合、新市設置と同時に議員は失職し、法定数に基づいた選挙を50日以内に実施しなければならない。
合併して大仙市となった場合、8市町村の人口(約9万8000人)から議会の定数は上限で30人までとなる。特例法第6条を適用すれば1回限り定数を2倍の60人として議員選挙をやれる。一方、特例法第7条を適用すれば現在148人(来年3月の改選からは146人)の議員が合併後2年を超えない範囲で身分保証される。
しかし、仮に146人の議会が誕生し、特例で1年間に限って在任期間を伸ばすとその報酬は大曲市議会の議員報酬(月額37万4000円)で試算すると約7億5000円もの経費増となる。
26日の協議会後、議員の身分に関する4回目の調査検討委小員会(委員長・佐藤清吉南外村議長)が開かれたが、この場で合併特例法を適用しないで「設置選挙を実施すべきだ」と主張したのは神岡町議会だけ。ほかの6町村は「在任1年ぐらいで特例法を適用すべきだ」と希望した。大曲市だけは「まだ意見集約に至ってない」と述べた。
しかし、特例法の適用を望みながらも議員たちも悩んでいるようで「住民の理解を得られるような大義名分が見つからない」とぼやいた。こうした中で設置選挙が議会の一致した考えと述べた神岡町の議長だけは「財政が厳しいために合併協議となった。なのに議員だけが特例法で任期を伸ばすとなれば、住民から保身だけを考えていると批判されかねない」と主張。意見は平行線をたどった。
結局、佐藤委員長は「多数決で決めるような問題でない」とし、事務局からの助言も受け、「特例法の適用」と「設置選挙とすべし」の両論併記も視野に入れながら次の小委員会(12月9日)で結論を出したいとした。