大曲市長選、最終日へ

3候補、今日一日の運動に全力

混戦を抜け出すのは誰か、大勢判明は明日10過ぎ(10月4日・土)

 審判を受ける3候補任期満了(20日)に伴う大曲市長選は明日5日午前7時から午後8時まで市内35カ所で投票が行われ、同8時45分から市民体育館で即日開票される。10時過ぎには勝敗の大勢が判明する見込みだ。立候補しているのは届け出順に元助役の高野昭次氏(54)、元県議の栗林次美氏(55)、そして会社役員の石塚柏氏(56)の新人3人。選挙戦は伯仲したまま今日一日の戦いにかける。

 大曲市の9月27日現在の有権者数は男1万4903人、女1万7106人の合わせて3万2009人。前回並みの75%の投票率となると2万4000票となる。三つどもえの今回の戦いは〃爆発力〃を発揮しそうな候補者はなく、9000から1万票が勝敗ラインと見られる。しかも、大票田の市街地(約1万6000人)と花館(約5000人)の票の行方が勝敗の流れを決める。

 「健康都市おおまがりをみなさんと共につくります」と自民党大曲支部の推薦を受けて分厚い支援体制で戦いを展開している高野氏。「弱い立場の人たちに政治の光りを」信条に市役所の改革を打ち出し、連合など労組の支持を得て戦っている栗林氏。「目線は同じ私も一市民です」と民間の発想で新しい市政の取り組みに挑戦を訴える石塚氏。

 今度の戦いで最も票が読めるのは栗林氏だ。これまでの県議選、そして衆院選戦を通じて栗林氏が得た票は約8500、最悪の場合でも6000近い。基礎票として8000は堅いと見られる。それにどう上乗せするかが栗林氏の課題。

 一方の高野、石塚の両氏は1万6000から約1000票を引いた保守系支持層約1万5000票の分かち合いとなる。約1000票を引いたのは、その中に共産党支持者も含まれているためだ。共産党は自主投票としているが、その多くは栗林氏へと流れそう。今度の戦い、終始、栗林氏が一歩先を行っていると見られただけに陣営では上滑りを警戒する。一方の高野氏は自民党支持者を中心に浸透を図り、充分な手応えはあると自信を深める。石塚氏も4年前の市長選で得た約1万票の実績を元に基盤を固めたとして勝利を見込む。混戦から抜けるのは誰か。すべては明日の投票にかかっている。



 高野昭次氏=高野氏は神岡町出身。県立横手高校、専修大学経済学部卒。1972年4月1日に市役所入り。総務部市長公室長補佐、同主幹、同室長、総務部企画調整課長兼大曲駅周辺総合整備対策室長、産業経済部長などを経て2000年8月8日に助役に就任、03年4月、退任した。

 栗林次美氏=横手高校を経て1970年3月、上智大学経済学部卒。出版社ダイヤモンドタイムに入社。月刊誌「プレジデント」の編集・単行本の企画・宣伝を担当。76年から父・栗林三郎氏(故人)、細谷昭雄元代議士の国会秘書。83年4月、県議選に初出馬し、次点。87年4月の県議選で初当選。90年2月と92年7月の衆院選に挑戦したが落選。95年4月、県議に復帰。03年4月、任期満了で県議勇退。

 石塚 柏氏=1965年、横手高校卒。67年、実父が経営する東邦技術東京支社に入社。72年、大曲に戻り、東邦技術本社勤務。80年、大曲青年会議所理事長。81年に大曲獅子の会を結成、寄付を募って神輿を造り、市民夏まつりを盛り上げている。99年9月の市長選出馬のため東邦技術を退社。現在、同社顧問、自動車部品製造業役員。