合併後の新市の名前は

「大仙市(だいせんし)」と決定

大曲仙北7市町村の法定合併臨時協議会で決める(10月10日・金)

 5つの名前から選ばれたのは「大仙市」だった大曲市と仙北郡7町村の合併後の新市の名称は「大仙市(だいせんし)」に決定─。大曲市と仙北郡7町村の合併を目指す法定の「大曲仙北合併協議会」(会長・高橋司大曲市長)は10日午後2時から西仙北町のぬく森温泉「ユメリア」で臨時会を開いて、5つまで絞り込んでいた合併後の新市の名称の中から最終的に「大仙市」を選出し、決定した。大曲市議会代表の委員は「市議会としては全員協議会で満場一致で『新大曲市』の名称を決定しており、議会に戻って話し合いたい」と抵抗。臨時会は中断して市町村長会議に持ち込まれたが、大曲市の仲村力夫議長が最終的に「これまで積み上げてきた合併協議会である。全体の流れが『大仙市』となった以上、苦渋の選択をせざるを得ない。離脱するわけにはいかないので議会には頑張って承諾してもらう」と飲み込んだ。議長役を努めた高橋司市長も「新市の名前から大曲市の名前が消えるのは残念だ」と答えた。

 市町村合併協議会は県内に8協議会が誕生しているが、名称決定は同協議会が第1号となる。

 新市の名前は公募した結果、1487件の名称が集まり、8人の名称応募作品審査会で審査した結果、12の名称を候補名として選出。9月11日に開いた市町村長会議で「奥羽市」「出羽市」「新大曲市」「大仙市」「姫神市」の5つの名称まで絞り込まれ、先月24日に開いた協議会で最終的な名称決定は、各市町村議会でも協議の上、この日の臨時会に諮るとして持ち越されていた。

 そしてこの日の臨時会では各市町村の議長がそれぞれの議会での協議結果を報告。その結果、「大仙市」を選んだのは5町村。「新大曲市」は大曲市と南外村。「出羽市」1町だった。大仙市と新大曲市半々といった報告もあった。各議長はそれぞれの選考経過を報告したが、大曲市は「全会一致で『新大曲市』となった」と強調した。

 これを受けて各市町村から選出した学識経験者の意見を求めた結果、大曲市選出の二人は「花火の大曲として全国に知られており、知名度からも『新大曲市』にすべきだ」と主張。これに対して7町村の委員の多くは「新大曲市では対等合併の意味合いがなくなる」などと反対。流れは一気に「大仙市」へと変わった。

 協議会は市町村会議を開きたいと中断。その結果、高橋市長が「市町村会議の結果、大仙市で収まった」と報告。これに対して大曲市議会の委員から「全議員の意見を集約して決めたものであり、議会に戻って話し合いたい」と継続の申し入れもあった。会議は再び中断し、市町村長と大曲市議会代表2人の委員が約45分間にわたって話し合った結果、大曲市も名前を捨てて「大仙市」を飲むことにした。その上で協議会に諮った結果、全会一致で「大仙市」の名前が決定した。