町長選は現職と新人の一騎討ち
定数20の町議選に21人が立候補(10月21日・火)
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任期満了に伴う中仙町の町長選(任期12月11日)と町議選(同11月2日)が21日告示された。町長選は公職選挙法の特例規定を適用して町議選と同時選挙として告示した。その結果、町長選には前副議長で新人の冨岡喜芳氏(52)=上鶯野字古館=と現職で再選を目指す熊谷勲氏(61)=北長野字道ノ上=が立候補を届け出て、二人の一騎討ちとなった。一方の町議選は定数20に対して現職17、前職1人、元職1人、新人2人の合わせて21人が立候補、少数激戦となった。
町長選、町議選とも運動は25日までで26日午前7時から午後7時まで町内12投票所で投票が行われ、午後8時から役場前の農村環境改善センターで即日開票される。町長選は午後9時ごろまでには大勢が判明するが、町議選は午後10時ごろになる見込み。
新人の冨岡氏は自宅近くの石持会館を事務所とし、午前8時40分から樽酒の鏡割をして出陣式を行った。支持者約100人が詰めかけ、冨岡氏の必勝を祈願した。冨岡氏は現町政を「庶民感覚から掛け離れ、住民おきざりで一人歩きをしている」と批判。さらに同町が大曲市ほか7町村との合併を選択することになったアンケート調査に関して「世帯主だけを対象に行ったもので住民の総意ではない」と訴え、田沢湖、角館、西木の仙北北部3町村との合併を視野に入れ、住民アンケートや住民投票の総意の下で方向づけを決定すべきだとしている。その上で▽身近な生活道路の整備▽新たに温泉施設の建設▽小学校6年生まで医療費の全額免除▽一人暮らしや老人世帯の除雪費に対して援助する▽若者の働ける場、雇用定住に務めるなどを公約に訴えている。
一方の熊谷氏は冨岡氏の批判するアンケート調査に関して「世帯主だけを対象にしたものではなく、世帯全体の家族から回答をもらったものだ」と反論。大曲仙北合併協議会に入ったのも「北部3町村のうち角館町と田沢湖町は合併後は観光立町を目指そうとしている。中仙町の酪農と農業を守るためには食糧供給基地を新市の将来構想に掲げる方を選択すべきだ」と訴える。そしてこの4年間に造った学校給食センター、約21億円をかけた町民会館「ドンパル」など町長としての実績。さらに幼保一体の仮称「西保育園」の建設事業などで「子どもを生み育てやすい環境づくり」などを訴え、再選を目指そうとしている。21日は役場近くに構えた事務所で午前9時から神事で出陣式を行い、約300人の支持者が見守った。
現職と新人の一騎討ちとなったが、冨岡氏は町議選を過去4回も経験。一方の熊谷氏は現職とはいえ選挙戦は今度で2度目。しかも大曲仙北広域合併を選択した熊谷氏に対して冨岡氏は「大曲が中心となる。地域の文化・伝統がすたれていく」「デメリットばかりが見える」など批判文書を盛んに配布。激しい前哨戦を展開しており、現職と新人の一騎討ちとはいえ予断の許せない選挙戦となっている。
20日現在の有権者数は男4602人、女5173人の計9775人。町議選への立候補者は届け出順に次の通り。
三浦 一夫 62 無 農 業 現
鈴木 静男 65 無 農 業 現
三浦 圭光 50 無 会社役員 現
千葉 友悦 53 無 商 業 現
安部 寛治 49 共 農 業 現
信田 勇一 71 無 農 業 現
戸堀 実 48 無 農 業 現
小松 一義 65 無 農 業 現
千葉 健 56 無 農 業 前
冨岡 弘 65 無 農 業 新
高橋長一郎 55 無 農 業 現
木元正一郎 62 無 商 業 元
小松 重文 63 無 農 業 現
藤田 君雄 61 無 農 業 現
佐々木洋一 54 無 農 業 現
藤原 光雄 63 無 自営業 新
草なぎ忠誠 56 無 農 業 現
高貝 昌伸 51 無 農 業 現
小山 緑郎 43 無 農 業 現
千葉 次郎 59 無 農 業 現
高橋 篤朗 66 無 農 業 現
(本紙から草なぎ氏の「なぎ」の文字は弓偏に剪と書いたものです)