高齢者・女性を対象に

県が交通安全講習会を開催

自動車学校で実地訓練や安全講習(10月24日・金)


 教官から運転のチェックを受ける高齢者県仙北地域振興局では24日、高齢者・女性交通安全講習会を大曲自動車学校を会場に開いた。全国平均を上回る勢いで高齢化が進み、高齢者の免許保有者も02年12月末現在で9万人を超え、免許保有者全体の13%を占めている。こうした中、高齢運転者による交通事故も増え、02年度の死者数は25人で前年の約2倍になっていると県。また女性のドライバーも年々増え、02年末現在での免許保有者は28万8000人と全体の約42%になっているという。しかも女性の運転による事故も増え、02年の死者数は21人で前年の9人を大きく上回った。

 こうした実態から高齢者と女性ドライバーを対象に体験・実践型の講習会を開き、交通事故の抑制を図ろうと初めて企画した。各市町村役場を通じて参加者を募った結果、27人が受講した。

 午前中は安全運転のための講習会で自動車学校の教官が講師となって危険をどう予知するかなどの講習を受けた。教官は「道路にボールが転がってきたら子どもがそのボールを追って出てくると思って間違いない。だからボールを見た時点でブレーキを踏むべきだ。右折する際は対向車の陰から走って来るオートバイにも気をつけて」などいかに事故を避けるかの知恵を語った。さらにコンピューター画面を使ってのシミュレーション訓練を受け、午後からは自動車学校のコースに入って実地訓練となった。

 車を走らせての訓練はいずれもベテランだけに走りはスムーズだったが、助手席に乗って運転ぶりをチェックした教官は「女性の場合、内ハンドルを取ったり初心を忘れたクセが出ており、慎重さに欠ける」と評価していた。そして高齢者に対しては「毎日、運転しているだけあって安定した走行だが、年と共に感覚も視覚も鈍ってきているので過信は禁物です」と注意していた。