神岡町で豚舎9棟全焼する(10月29日・水)
29日午前7時10分ごろ、神岡町神宮寺字穴沢山の有限会社佐々木農場・神岡農場=佐々木隆社長(55)=の豚舎から出火、木造平屋建て9棟約6000平方メートルを全焼した。この火災で成豚前の豚4000頭が焼死した。また母豚600頭のうち450頭も焼け死んだ。火災を発見した通行人から大曲消防署に通報があった。
現場は大曲市松倉から西仙北町へ通じる広域農道沿いで市営放牧場近く。出火の通報を受けて大曲消防署が駆けつけた時は9棟のうち8棟に火が回っていて、広域消防では第3出動を発令。消防ポンプ車だけで10台が出動した。しかし、火災現場に水源がなく1.5キロ離れた松倉堰からポンプ車4台でホースを中継しながら延ばしての消火活動となった。
「災害に備えてポンプ車を中継しながら、1000メートル離れた場所へ放水する実験はやったが、今回のように1,5キロも離れた場所への放水は初めて」と大曲消防署。ホースの長さはぴっちりと延ばすと1本20メートル。しかし、実際は15メートル前後であり、100本以上のホースをつなぎ合わせたのではないかと話す。午前8時45分に鎮圧状態となったが、まだくすぶっているため放水は続いている。出火原因などは午後から調べることになっている。
業者の話では成豚(60キロ)だと1頭当たり2〜3万円だが、その前の子豚のため、市場価格は1万〜1万2000円という。損害額の調査も午後からなるが、4500万円前後にはなりそうと話す。