大曲南中学校

一期一会の心で

地域の人たちを招待し全校茶会(10月30日・木)

 校庭に茶室のある大曲市の大曲南中学校(佐々木茂校長・生徒数133人)で30日、全校茶会が開かれた。世話になっている地域の人たちや家族へ感謝の気持ちを込めてお返ししたいと毎年開いているもので、生徒たちのお母さんや多くの地域の人たちが学校を訪れ、体育館や茶室でお茶を楽しんだ。

 同校に茶室が造られたのは1986年。この年、同校は創立15周年を迎え、藤木地区出身で医師として仙台市で病院経営をしていた故・高階憲司さんが同校で講演。その際に高階さんから「何かふるさとに残るものを贈りたい」と言われ、当時の第5代目・高橋萬之助校長が「心の修養にもなる」と茶室を要望した。

 以来、茶会を通じて地域との交流活動を続け、一年生はセカンドスクール活動として岩手県の「手づくり村」や横手市の「ふるさと村」で「My茶わん」を作って、思い出としている。この日は全員がその「My茶わん」を学校に持ってきてお茶を立てた。

 粟津雄太生徒会長は「今日は『一期一会』の心を大切にお客さまに心を込めてお茶を立てるのでゆっくりお過ごし下さい」とお客さんたちを迎えた。

 訪れたお母さんたちや地域の人たちは思い思いの場所に座っては生徒たちと向き合い、時々、照れくさそうな笑顔を見せては子どもたちの立てるお茶を楽しんだ。またこの会場には県の「ドリームプロジェクト支援事業」を受けて、同校とお茶の交流をしている仙南村の仙南西小学校の茶道クラブの子どもたち10人も招かれた。子どもたちは南中の茶室を借りてお茶を習うなどの交流をしており、この日はお茶を通じて全校生徒と交流してもらいたいと招いた。