寺田知事、応援に駆けつける
栗林氏の総決起集会=陣営は「大きな弾み」と期待(9月16日・火)
任期満了に伴う大曲市長選が近づいてきた。同市長選は28日告示され、10月5日に投・開票が行われる。元県議の栗林次美氏(55)=栄町=と4年前にも出馬した会社役員・石塚柏氏(55)=泉町=、それに同市長選出馬のため3月20日に助役を辞任した高野昭次氏(54)=中通町=の3人が出馬を表明、活発な前哨戦を展開している。こうした中、栗林陣営が14日、寺田典城知事を迎えて大曲エンパイヤホテルで総決起集会を開いた。知事が一地方自治体の首長選に応援に駆けつけるのは過去に例がない。栗林陣営は「知事が応援に駆けつけてくれたインパクトは大きい」と弾みをつけ、本番に臨もうとしている。一方の高野陣営は19日午前11時からグランドパレス川端で、石塚陣営は21日午後2時からエンパイヤホテルでそれぞれ「女性の集い」を開いて、女性パワーで対抗する構えだ。
午後2時から始まった栗林氏の総決起集会。用意された700の椅子は最終的にほぼ埋まった。寺田知事は午後1時45分ごろ、ひょうひょうとした表情で会場入り。廊下で支持者らと談笑していた栗林氏を見つけ「やあ。栗林さん」と声をかけ、来賓室へ。
市民が次々と会場入りする。女性陣が多い。選対幹部は「これまでの栗林さんの選挙とは全く違った顔ぶれが多い」と知事が来たことで新しい流れが起きたと説明する。用意した椅子には空席が目立った。しかし、寺田知事、小松隆明西仙北町長、協和町助役、南外村収入役、そして渡部英治県議ら来賓が席に着くころにはほぼ埋まった。
後援会長らのあいさつの後、演壇に立った寺田知事は「先行きの見えないこの時代に地方自治体の首長に就くことは『難儀だよ。栗林さん。難儀だよ』と言ったが、あえて火中の栗を拾おうとする。苦労するのは分かっていながら郷土・大曲のため、大曲市民のために役に立ちたい。そう言う熱意で栗林さんは市長選に立候補することになった」と栗林氏の姿勢を評価。その上で「栗林さんは能力のある人。県庁職員も栗林さんから質問を受けると頭を抱えるほどだ。それほど能力のある人で、住民本意に考える人なのであっちでもない、こっちでもないと言わず皆さんの力でなんとか応援してやって下さい。私からもお願いする」と支持を求め、「これからのキーワードは市町村が自立することであり、あーでもないこーでもないと言っている社会でない」などと約30分の講演をした。
栗林氏のあいさつの後、演壇に立った渡部県議は「さきほど知事に市長選の応援に来たことは過去に例がないのではないかと聞いたら、寺田知事は『おそらく初めてだろう』とのことだった。それほど知事と栗林さんとの信頼関係は深いのであり、故郷・大曲に寄せる思いは熱いのだと思う」と知事の応援を最大の武器とした。