大曲市の9月定例議会

2市議が一般質問

女性専門外来の設置、スタッフの確保で困難(9月17日・水)

 大曲市の9月定例議会は17日本会議を再開、杉澤千恵子(公明党)、佐藤孝次(新成会)の両氏が一般質問を行った。杉澤氏は公明党大曲支部長として医療機関に「女性専門外来の設置」の署名活動を展開、この日の一般質問でもその必要性を強く訴えた。

 一般質問に対する主な答弁内容は次の通り。

 ◇女性専門外来の設置について=女性特有の疾病や身体・精神的悩みに対し女性医療スタッフによる対応は、多くの女性が望んでいることであり、約2万人の方々の要望書が示す通りであると思う。しかし、設置に当たっては内科はもとより各診療科の女性医師の確保や患者のプライバシーを保つための施設整備などさまざまな課題がある。特に医師の確保は各医療機関とも非常に難しい状況と伺っている。市立大曲病院への設置については同病院が精神科・神経科が主な診療科目であることから実施は困難と考える。仙北組合総合病院への設置の働きかけだが、同病院としても女性専門外来の必要性は認識しているが、現時点では施設や医療スタッフの関係から設置は無理であるとのことであり、病院の移転改築と合わせ女性専門外来の設置を要望したい。

 ◇少子化特例交付金はどのように活用され、どのような効果があったのか=平成11年度に4472万1000円の交付を受け、大曲東、藤木、四ツ屋の3保育園の保育室を拡張し、乳児室の新設、また大曲東保育園の遊戯室の段差解消と簡易ステージの設置、全保育園の3歳未満児保育室へのエアコンの設置、児童手指熱風消毒器の設置を行った。また幼稚園に対しても大曲南幼稚園の簡易プール、視聴覚教材、室内遊具の整備、大曲北幼稚園の室内遊具、視聴覚教材及び図書の整備を行った。さらに図書館の児童室用の備品購入もした。効果についてだが、保育園・幼稚園については保育環境の整備でその内容が充実し、園児の活発な活動が促進されている。図書館については「親子ふれあいコーナー」の利用が増加している。

 ◇バリアフリーのまちづくりについて=市庁舎は構造上、設置が難しいためエレベータはないが、庁舎一階に自動階段昇降機を備え付け、職員が介助する体制が取られている。また庁舎三階で行っていた税務申告をエレベータ設備のある広域交流センターに変更するなど、施設整備の不足する部分を補う対応を進めている。働く婦人の家については建設後年数が経過しており、エレベータの設置は困難だ。身体が不自由なことから職員が一階まで降りて対応したが、肩身の狭い思いをされたとの事例が紹介されたが、そうした気詰まりを感じさせない職員の応対訓練なども必要と考えている。民間業者が自主的にバリアフリー化を行う場合の助成についてだが、県中小企業振興資金など低利な融資制度もあり、現在のところ市単独での助成は考えてない。

 ◇小動物焼却施設建設について=地元住民への説明会を開催したが、まだ進展は見出せない状況だ。ゴミ処理場への建設でなく、イメージを変えて考え直したらの提案だが、先進地を視察や効率的な管理運営の観点からもゴミ処理施設に併設するのが最善だと決定した。民間の施設も増えてきており、どうしても現候補地で同意を得られない場合は行政主導による設置は断念せざるを得ない。

 ◇親水公園が辛水公園になった=国土交通省湯沢工事河川国道事務所では、河川浄化対策として今年度は揚水施設の維持管理費も考慮しながら、新たに横手川からの導水による対策、導水しない場合の対策、あるいは水生植物による浄化対策などを検討しているようだが、抜本的な解決策には至ってないようなので市としても早期の河川浄化対策を再度、協議・検討するようお願いしたい。