大曲市の「福祉作業所」閉所式

知的障害者の更生施設

10月1日から国の認可する新施設に移転(9月19日・金)

 斎藤委員長から感謝状の贈呈を受ける小松さん大曲市住吉町の知的障害者通所更生施設「福祉作業所」の閉所式が18日、同作業所で行われた。同作業所は県立大曲養護学校を卒業後の子どもたちを主に受け入れる共同作業場として1995年4月に開設されたが、10月1日から同市松倉の旧松倉小学校が国の認可する知的障害者施設としてオープンするため閉所することになった。新しい施設は知的障害者通所更生施設「ふれあいの郷(さと)まつくら」として開設され、同市と西部4町村(神岡町、西仙北町、協和町、南外村)在住の知的障害者のための施設となる。定員は40人で、大曲市社会福祉協議会が運営する

 現在の福祉作業所は旧県立技能訓練センターを活用しているもので、一階は市シルバー人材センター、二階部分を福祉作業所として利用してきた。当初は10人だったが、現在は18歳から35歳まで25人が同作業所に通って、花火の玉の皮はりなどをしている。しかし、作業所としては限界の狭さとなっていた。しかも施設の設備基準などから国の支援対象とはならず、県と市の助成で運営していた。一方で障害児を抱える親の会では「デーサービス的な更生施設がほしい」と同市と西部4町村の議会に請願、採択されていた。

 こうしたことから市福祉事務所が中心となって検討した結果、四ツ屋小との統合で空き校舎となっていた松倉小学校を活用できないかと市社会福祉協議会と話し合い、建物は無償で譲渡、土地も無償で貸与を受けると言う条件で同協議会が運営することが決まった。

 そして校舎の修繕や冷暖房、送迎用バス、厨房施設などを国からの支援で総事業費約6000万円をかけて整備した。また市と西部4町村からも2000万円の補助があり、外構整備や屋根の補修、車庫を建設した。

 これまでの福祉作業所は所長と二人の指導員、それに保護者の協力で運営していたが、新しい施設は定員40人の国の認可施設となるため、生活指導員や作業指導員、栄養士、送迎用バス運転手などスタッフ7人を試験採用。パートも含めて11人体制で運営する。 福祉作業所の閉所式で同作業所の運営に携わってきた市シルバー人材センター理事長で同作業所運営委員会の斎藤充雄委員長は「新しい施設は山も川も近くにあり、運動場もある。伸び伸びと働いて運動し、健康で楽しい生活をしてもらいたい」と元気づけていた。 

 そして斎藤委員長から同作業所に花火の玉の皮作りの仕事を与えてきた小松煙火会長の小松忠二さんと東京ディズニーランドや北海道小樽・札幌への研修旅行のプレゼントなど支援をしてくれた県南エンタープライズ社長の孫善啓さん、それに雇用や仕事を提供してきた肉のさとう社長の佐藤光二さんに感謝状が贈呈された。