動き出した大曲市長選

元助役の高野氏、女性の集い

辻県議、真木ダム必要性を訴え争点に(9月18日・金)

 小田県議の講演を見守る高野夫妻(右端)任期満了(10月20日)に伴う大曲市長選に立候補を表明している元同市助役・高野昭次氏(54)=中通町=の「女性の集い」が19日午前11時から、グランドパレス川端であった。高野氏の必勝を期したいと約600人の女性陣が集まった。同市長選は28日告示される。立候補を表明している元県議の栗林次美氏(55)=栄町=は14日にエンパイヤホテルで寺田典城知事を迎えて、約700人の総決起集会を開催。一方、21日午後2時からは市長選2度目の挑戦となる会社役員・石塚柏氏(55)=泉町=が「女性の集い」をエンパイヤホテルで開く。

 高野陣営の「女性の集い」で中島規道後援会長は「これほど多くの女性が集まってくれて大きな支えとなった。この美しい大曲を任せ、活性化できる人は能力の高さ、人柄から言っても高野さん以外にはない」と訴えた。女性の会の熊沢ヤヱ会長も「新しい市長を選ぶのにクーリングオフは利用できない。高野さんはお世辞も無責任なことも言う人ではない」などと持ち上げた。

 そして辻久男県議が「自民党大曲支部長として高野さんを推薦した理由を話したい」と演壇に立ち「大曲市を中心とした8市町村が一つとなって新しい市をつくろうと準備を進めている。その先頭に立ってまとめられるのは高野さんしかいないし、周辺町村長たちも高野さんなら安心して協力するだろう」とリーダーシップ能力を訴えた。さらに太田町に建設が計画されている真木ダムを争点に「このダムの建設は自然破壊につながると反対している人がいる。玉川の水を飲料水に使えばいいとその人は言っている。毒水と言われた玉川の水です。確かに今は中和されているが、20年も30年も飲み続けても安全と言える保障はあるのか」と訴えた。

 講師として招かれた本荘市選挙区選出の小田美恵子県議も象潟・金浦・仁賀保の3町村の合併が暗礁に乗り上げた例を引き合いに「市町村合併はバラ色の選択ではなく苦渋の選択であり、中心になって束ねる人がいないとまとまらない。高野さんは話し合いを大事にしたいと言っている。こういう人に任せると間違いない」と応援した。

 そして高野氏も下水道の整備で水の消費量はますます増え、また米を中心とした食糧の生産拠点となっていくためには新たな水源の確保が大事だと「真木ダム」の必要性を強く訴えた。

 真木ダム不要論を張っているのは栗林氏。栗林氏は玉川ダムの工業用水を転用することで安価で安定した水源を確保できると主張。200億円もかけて造る必要があるのか疑問とし、玉川の水は飲料水としても問題ないと専門家も評価していると述べる。市長選は三つ巴の構図となっているが「3人の候補者の政策にはそれほど相違はない。真木ダムだけは反対と賛成と分かれ、争点になりそうだ」と辻県議は真木ダムを市長選の争点に選んだ狙いを話した。女性の集いには高野氏を支援している仲村力夫議長ら市議12人が同席した。