神岡町の球場で開会式
全県から150チーム約4000人の選手が参加(9月20日・土)
往年の名選手が勢ぞろい─。第25回全県500歳野球大会の開会式が20日午前8時から神岡町の神岡野球場で挙行された。秋田魁新報社、秋田さきがけスポーツ新聞社、神岡町の主催で、昨年より5チーム多い150チームが参加。24日までの5日間の日程で神岡町と南外村の11球場を会場に熱戦が展開される。参加チームが3けた台に上る大会は全国的に例がなく、「日本一の規模」と大会関係者は胸を張る。
オーソドックスな白いユニホームもあれば濃いブルー、緑色、茶色、縦じま、そして鮮やかな赤のユニホームと単なる野球だけでなく、カラーも楽しもうといった500歳野球ならではの華やいだ雰囲気が球場にはあふれていた。150チーム約4000人の選手が勢ぞろいし、ダイヤモンドを目指して行進する光景はまさに圧巻だった。
500歳野球はナインの合計年齢が500歳以上というルールとなっている。勝負にこだわるより野球を通じて親睦と健康を楽しもうとの趣旨。1978年、当時、県野球協会会長で神岡町出身の高橋政泰氏(故人)の呼びかけで町内の50歳以上のOBで紅白試合をしたのが切っ掛けとなって、500歳野球の芽が生まれた。同町は〃少年野球〃の発祥の地。そうした伝統が500歳野球の誕生へとつながった。翌年7月には同町と周辺の6チームで大会を実施。それが大きな反響となり、10月に秋田魁新報社主催で神岡町の中川原球場で8チームによる第1回大会が始まった。
町立平和中学校吹奏楽部の演奏で150チームの入場行進は始まった。スタンドでは選手の家族や町民が拍手しながら迎えた。華やかな花火も打ち上げられ、大会を祝った。佐藤暢男秋田魁新報社社長は「野球が好きで好きでたまらない人たちの情熱とスムーズな大会運営に努めて下さっている神岡町役場の職員、野球連盟、町民のおかげでこの大会は発展してきた」と感謝の言葉を述べ、「選手の皆さんは勝負にこだわりつつもプレーを楽しんで下さい」とあいさつ。今野正彬町長が「県内各地の往年の名選手の皆さんを全町あげて歓迎する。少年時代の思い出を胸に日ごろ鍛えた練習成果を存分に発揮し、プレーしてもらいたい」と歓迎。そして「市町村合併の協議が進められているが、合併してもこの大会だけは継続したい」と決意を述べるとスタンドからも大きな拍手がわいた。
開会式では25回の記念大会とあって功労者表彰、25回連続出場表彰なども行われたほか、5回連続出場を果たした80歳以上の選手を対象とした「高齢者特別表彰」もあった。今回は5人が受賞した。