大曲仙北合併協議会

新市名5候補に絞り込み継続審議へ

病院・診療所は現行のまま新市に継続で決定(9月24日・水)

 大曲市とその周辺7町村が05年(平成17年)3月22日の合併を目指す法定の大曲仙北合併協議会(会長・高橋司大曲市長)が24日、仙北町のふれあい文化センターで開かれた。この日は新市の名称を合併市町村の住民から募集した結果、2755人からの応募があり、合併市町村外や住所不明で無効となったのを除くと有効の応募者数は2722人だったと報告された。名称実数は1487件に上り、8人の名称応募作品審査会で審査した結果、12の名称を候補名として選出。9月11日の市町村長会議で5つの名称まで絞り込んだとの報告があった。

 絞り込まれた新市の候補名は「奥羽市」「出羽市」「新大曲市」「大仙市」「姫神市」だった。奥羽市は「古代から陸奥(福島・宮城・岩手・青森)、出羽(山形・秋田)の総称であり、応募作品の多くはその雄大な姿と命の源であるような奥羽山脈に抱かれて育った伝統と未来へのイメージを奥羽という響きに託した」との理由で選定された。出羽市は「出羽はこの地方(山形県と秋田県の大部分を含む)の属した旧国名で、古代から明治直前まで1100年余も続いた呼称であり、払田柵など遺産も多い。また出羽の羽は未来に向かって羽ばたくのイメージにつながり、語音も簡明で歯切れがよい」と選定した。

 新大曲市は「大曲の名称は花火などで全国的に知名度も高く、新市民にとって新大曲として残しても、地元意識に違和感がなく、むしろその方が得策との意見や新を冠した例としては山口県の新南陽市、地区名として新横浜、新大阪などの駅名もある」として選定された。大仙市は「大曲も仙北も古くからの地名。そこから大と仙という頭文字を借りて伝統を生かし、新たな大仙市と命名して一体性と清新さを持たせる。大は雄大、偉大、仙は仙人、仙郷など理想郷の意味もあり、ダイセンとい音調も歯切れがよい」などで選定された。姫神市は「仙北平野を流れる雄物川、玉川、丸子川は姫神山を主峰とする西山の麓で合流するが、この付近一帯は風光明媚でブルーノ・タウトが絶賛した所。しかも姫神伝説など歴史とロマンに彩られている」などとして選定された。

 この日の協議会では選定方法も含めて10月10日に西仙北町のユメリアで開く臨時の協議会に持ち越し継続審議することになった。また議会議員の定数及び任期の取扱いは特に協議すべき事項なしとして継続となった。補助金・交付金などの取扱いでは「各市町村独自の補助金については従来からの実績を踏まえ、新市全体で均衡を保つよう調整する」としたが、委員から「地域性を考慮すべきだ」「従来からの実績を尊重し、可能な限り補助金を継続すべきでないか」などの意見が出た。町村によっては「町づくり推進活動費補助金」「ミニふるさと創成事業補助金」「子育て医療費補助金」など独自の補助金が組み込まれている。このため補助金、交付金の取扱いは再検討することにした。

 また消防団の取扱いをめぐっても「消防団は合併時に統合する。現消防団を新市において支団とする」などで調整していると報告があったが、継続審議となった。各種事務事業の取扱い(病院・診療所)は「それぞれの病院、診療所については、住民に安心して医療を受けられる体制を確保するため、民間医療機関と役割分担しながら地域医療体制を確立していくことが必要であり、現行のまま新市に継承する」として原案通りで決まった。

 8市町村には大曲市の市立大曲病院(精神科・神経科・内科、一般精神70床、老人性痴呆疾患療養病棟50床)、中仙町には豊岡へき地診療所(内科・整形外科)と清水診療所(内科)、協和町には水沢へき地出張診療所(内科)、太田町には国民健康保険診療所(内科・外科・小児科、19床)と国民健康保険歯科診療所がある。