土地改良で便宜と謝礼
大曲署=贈賄の会社役員も逮捕(9月26日・金)
大曲署は26日午前2時51分ごろ、仙北町高梨字八嶋273、仙北郡高梨土地改良区理事で同町議・大野清昭容疑者(57)を土地改良事業を巡る収賄容疑で逮捕した。また仙南村金沢西根字中万願寺185、前株式会社朋栄技術代表取締役・照井一夫容疑者(51)を贈賄容疑で逮捕した。
調べによると大野容疑者は平成11年5月から15年5月まで同土地改良区の理事長をしていたが、平成14年12月下旬ごろ、自宅で当時大曲市内の朋栄技術の代表取締役をしていた照井容疑者から同土地改良区が発注した「平成14年度団体栄調査設計事業橋本2地区」の設計委託業務に関し、有利で便宜な取り計らいで受注を受けた謝礼として現金数十万円の供与を受けた。
土地改良事業を巡って金が動いたとの情報に基づいて同署で捜査を行い、25日から関係者を取り調べのうえ、土地改良法に規定する贈収賄の事実があったとして逮捕した。取り調べに対し、町議の大野容疑者は否認しているが、照井容疑者は金を渡した事を認めているという。
土地改良は国と県、町の補助、それに農家の負担でほ場の整備や水路の改良、管理を行っている。大野町議は昭和53年(1978年)6月の町議補選で初当選。現在まで連続7期当選し、平成8年4月1日から10年3月31日まで副議長を経験している。現在は市町村合併協議会の議会選出委員。
町議の逮捕で仙北町の伊藤稔町長は同日朝、町役場で「逮捕されたと聞いてただビックリしている。議員経験も長い人であり、何かの間違いであればいいと思うし、残念だ」と話した。