大曲市丸子川で約6万尾
河川浄化で数年前からサケも遡上(4月14日・水)
大曲市の中心部を流れる丸子川でも14日朝、サケの稚魚放流式が行われた。9日の玉川での放流は花館と内小友小学校3年生の児童だったが、今度は大曲南幼稚園と中央保育園、東保育園の児童129人が約6万尾の稚魚を放流した。
大曲市鮭ふ化放流事業組合(組合長・栗林次美市長)と雄物川鮭増殖漁業生産組合(高橋秀雄組合長)が4年前から幼稚園、保育園児にも体験させたいと丸子川での放流を始めた。丸子川は数年前からサケが遡上して来るのが見られるようになった。工業排水の規制や下水道、浄化槽の普及で川も年々、浄化されてサケが清流を求めて上って来るようになったもの。両組合ではサケの放流できれいな川のイメージをより高めたいとしている。
放流したのは「館の橋」の左岸下流。栗林市長が「サケの放流式にたくさん集まって来れてありがとう」と児童に呼びかけると子どもたちは「よろしくお願いします」と大きな合唱で応えた。これを受けて栗林市長は「小さなサケが川を下って海へと旅をし、4年後には大きなサケとなってこの川に戻ってきます。川がきれいでないとサケは戻ってこれないので、下水道の普及などきれいな川となるよう努力します」と呼びかけていた。
子どもたちは小さなバケツにサケを受け取って護岸から次々と放流。体長5〜6センチのサケは岸辺をチョロチョロと元気に泳ぎ回り、それを見守る子どもたちは「行ってらっしゃいー」と呼びかけていた。鮭増殖業業生産組合によるとサケの回帰率は1000尾で3尾ほどという。自然界は厳しい生存競争だ。