太田町の倉田さんの撮影/著
真木・真昼県立自然公園を美しくする会=編(4月21日・水)
太田町の真木真昼県立自然公園を美しくする会の倉田陽一さんの「花かおる和賀岳・真昼岳」の写真集が発行された。写真集は縦18センチ、幅10.3センチのポケットサイズ。倉田さんは1951年、同町生まれ。弘前大学理学部生物学科卒業。4年前に役場を退職し、現在は真木真昼県立自然公園管理員、自然観察指導員として活躍している。写真集は倉田さんも入会している会から「花のガイドブック」を作成してみないかとの誘いから取り組んだ。
写真集では始めに真昼岳(1060メートル)へのアクセス道路である「峰越林道」や「真木林道」「入角林道」を紹介。そして真昼山地の概要、登山道、そこから見える眺望や真昼山地の最高峰・和賀岳(1440メートル)を中心としたお花畑の魅力を写真と文で語っている。
そして本文の図鑑に入ると4月から9月までの和賀岳から真昼岳までの登山道と林道沿いに見られる植物を限定して紹介している。登山道わきに限定したのは山の植物を保護するため、登山道から逸れた行動をしてもらいたくないとの願いを込めた。
図鑑には□を入れ、登山道を歩いて花を見つけた時にチェックの記号「ゝ」を入れられるようにした。4月。黄色いマンサク、紫色のキクザキイチゲ、カタクリ、アズマギクなどが見られる。5月。黄色いニガナ、白いアジサイのようなオオカメノキ、ムラサキオオツツジ、オオバキスミレなど可憐な花が次々と咲き出す。6月。アカモモ、イワカガミ、チングルマ、ハクサンチドリなどが山を彩る。7月。ウスユキソウの白い花、釣り鐘のような形の紫の小さな花「ハクサンシャジン」が咲き、オカトラノオが怪しげな魅力を見せ出す。シラネニンジン、ヤマボウシ、ハクサンフウロがお花畑を彩る。キリンソウ、ツユクサも見ごろとなる。
8月。コガネギク、トウゲブキがあでやかな黄を競い、タムラソウ、ナンブアザミが紫色に燃える。ツリガネニンジン、キツリフネ(黄釣船)、オオイタドリ、クルマユリなど山岳ならではの花が山を彩る。9月。サワアザミ、コンギク、ユウガギク、エゾオヤマリンドなどが短い秋に咲いて花の季節を終える。
写真集は真木真昼県立自然公園を美しくする会が編集し、「ほおずき書籍」(長野市)の発行。発売は「星雲社」(東京)。定価は税込みで1050円。大曲市内では榊田分店とタイガースポーツで販売している。