議員の任期は半年間
反対住民の意をくむ=結論は継続審議に(4月28日・水)
大曲市と周辺7町村の合併問題を話し合う法定の「第13回大曲仙北合併協議会(会長・栗林次美大曲市長)」は28日午後2時から、仙北町のふれあい文化センターで開かれた。継続審議となっていた議員の任期の取扱いは議会代表の委員から「市町村長会で一つの案に絞ってもらいたい」との意見が出て、休憩を挟んで同会で協議した結果、合併後半年間の在任期間とする素案が提出された。しかし、協議に入ると設置選挙を主張し、在任特例適用決定後も3カ月の任期を主張してきた神岡町の議会代表委員は「3カ月の最も短い期間しか考えて来なかった。この場で決めるわけにはいかない」と継続審議を訴えた。在任1年を望んできた議会からも「議会に持ち帰って説明したい」と継続を望む声があって、5月17日午後2時から臨時の協議会を開いて結論を出すことにした。場所は未定。
この日は新市建設計画案と議会以外に地域住民の声を行政に反映させる機関として設置する「地域審議会」を現在、国会に提案されている「地域審議会又は制度創設が検討されている地域自治区もしくは合併特例区のいずれかを合併時に設置する」の修正案が提出され、原案通り可決した。その上で、議員の任期の審議となった。
審議に先立って大仙市146人の巨大議会誕生に反対し、署名活動を展開している「住民の声を届ける会(遠藤元也ら代表)」が27日までに8市町村長と合併協議会に新たに4000人の署名を上乗せし、有権者の約40%に当たる3万2467人の書名簿と「大仙市」誕生とともに新議会の設置選挙を望むとの「要望書」が提出されたと栗林会長から報告された。
そして栗林会長は「議員の在任特例適用は議論を尽くした上で決定したもの。それは最大限尊重しなければならない」と述べて覆すべきでないことを強調。その上で「提出された要望書は合併に異を唱えるものでなく、より良い合併を成就してもらいたいとの熱意であると伺っている。また3万人を超える署名もあり、署名された方々の気持ちをくみ上げて協議を進めなければならない」と協議会に臨む姿勢を述べた。
そして議員の任期に関しては05年(平成17年)3月22日の合併から▽大仙市の05年度本予算審議が可能な6月30日までの3カ月間▽旧市町村の04年度(16年度)決算審査が可能な9月30日までの半年間▽大仙市の06年度(18年度)予算審議が可能な06年3月21日までの1年間─の3案が提出されていた。
これに対して議会代表委員からは「意見は出尽くした。市町村長会議で一つの案にまとめて出してもらいたい」「立場が割れており、3つの案では投票となっても微妙な結果となる」など次々と市町村長会に結論を委ねた。休憩を挟んでの市町村長会議の結果、在任期間を04年9月30日までの半年間とした。
栗林会長はその理由として▽大仙市の05年度本予算は普通会計の予算規模だけでも500億円を超える額となり、実施する事業も相当数になる。合併後50日以内に行われる市長選を経て迎える新市長を中心に予算を整理し、議会に上程する時間、議会での予算審議の期間を考えると在任期間3カ月では6月定例議会で05年度予算が十分に審議できない▽在任特例後の議員定数は30人と決定しており、その選挙の仕方を検討するのも146人の議員に課せられた使命であるなどと述べた。
さらに青年会議所を中心とした「住民の声を届ける会」が集めた書名簿にも触れ、「3万人を超える方々が署名し、出来るだけ早く議員選挙を実施し、新体制をスタートしてほしいと言う意をくんだ」とも述べた。
その上で審議の結果、市町村長会によって出された半年間という在任期間についてはそれぞれの議会に持ち帰って説明したいとの意向が強く継続審議となった。
協議会を傍聴していた「住民の声を届ける会」の遠藤元也代表らは「146人の巨大議会の誕生に反対し、署名してくれた3万2000人の方々の重みを考えてくれた結果だと思う。栗林会長の説明でも3万を超える署名があったことの意をくんだとの話もあり、議員の任期が半年と提案されたことはその意味でも評価したい」と述べた。
傍聴席は約150席用意されたが、議員の任期が決まるかもしれないとあって各市町村の職員や議員だけでなく、一般住民も詰めかけほぼ満席となっていた。