美郷町の仙南地域発展に尽くしたい
現職の松田氏、無投票で2期目の当選確定(8月3日・火)
任期満了(29日)に伴う仙南村の村長選は3日告示され、村役場で午前8時半から立候補の受け付けが行われた結果、現職の松田知己村長(40)が2期目を目指して届け出た。ほかに動きはなく、午後5時の締め切りと同時に松田氏の無投票当選が確定した。同村は千畑町と六郷町との合併協議が整い、11月1日に「美郷町」となる。松田氏の任期はそれまでの約2カ月間しかない。
午後5時。選挙カーに乗って村内を遊説していた松田氏は2期連続無投票当選の確定を待って、役場前の事務所へ帰った。郡内の町村長、そして支持者ら100人が拍手で迎えた。いくぶん日焼けし、汗グッショリとなった松田氏は「お陰さまで2期目も村民の信頼を受けて無投票で当選させてもらった。残された任期はわずかに2カ月だが、村の歴史を総括し、新しい町へと取り組むための様々な仕事があり、1期4年間より責任の重い2カ月だと思っている」と話した。そして「総合体育館、道の駅の竣工、さらに各種道路の整備など大きなプロジェクトを終わらせ、美郷町に引き継ぐ事業や事務調整などやるべきことをしっかりやりたい」と述べた。
美郷町誕生してからの町長選に関しては「3月議会でも期待の声があり、それを重く受け止めている」と答えるにとどまった。
松田氏はこの日朝8時から神事で必勝を祈願した。そして役場前で8時半から出陣式を行った。原盛一、大野忠右エ門の両県議、仙北郡内の町村長らが応援に駆けつけた。総括責任者の半田秀雄村議は200人を超す支持者を前に「仙南村は新しい町になるための締めくくりをしなければならない。そのためにも松田村長からしっかりと締めをしてもらいたい」と訴えた。
原県議のあいさつの後、仙北郡町村会長の佐藤清雄田沢湖町長は「松田さんは住民の親睦を図り、地域の振興に大きな役割を果たしてきた。松田さんのために応援して下さい」と呼びかけた。隣接の坂本茂弘六郷町長も「3町村が合併するための大事に時期。皆さんの力で合併が成就するようお願いしたい」と支持を求めた。
最後にマイクを握った松田氏は「今、社会は大きなうねりの中にある。私たちはそのうねりの中に身を任せるのではなく、自らの考え、自らの力で進むべき方向に向かって頑張ってきた。合併も大きな流れだ。私たちは住民の皆さんと意見交換しながら、その行き先を見据え、船着場となる美郷町を目指している」と述べ、「この村に住んで良かったと誇りと安心感を持てるための計画を職員と一体となって考え、実行してきた。その最後を締めくくるのも私の責任だ。そして美郷町の仙南地域発展のために尽くしたい」と訴え、支持者に見送られながら選挙カーに乗り込んだ。
立っていても汗が吹き出すような炎天下。松田氏の第一声を聞こうと集まった村民たちは「若いがこの4年間、良くやってきた。村ぐるみで応援している」と無風で選挙の幕が閉ざされるのを期待していた。
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