大曲市の乗合タクシー

試験運行の実績をまとめる

アンケート調査も実施し、検討材料に(8月4日・水)

  大曲市は6月21日から7月16日までの20日間、内小友地区と四ツ屋地区で平日のみ試験運行した「乗合タクシー」の利用状況をまとめた。それによると内小友地区では109人が利用者として登録し、延べにして49人の利用があった。一方の四ツ屋地区は30人の登録に対し、利用者は延べ15人にとどまった。運行実績日数は内小友13日、四ツ屋7日だった。乗合タクシーはバスが運行されていない地域住民の交通手段を確保するのを狙いに行き先を仙北組合総合病院までとルートを定め、60歳以上を対象に実施した。市では来年1、2月にも再度、試験運行を実施して登録者の意向を踏まえ、経費と効果のバランスを考慮した上で運行形態の見直しや改善を図りたいとしている。

  乗合タクシーは登録者からの予約を受けて、タクシー会社が車を回すシステム。予約があれば午前中に4回、病院までの迎えの車を出し、午後も4回、帰宅用を配車する。 いずれも走行距離は約8キロで、4人乗りの小型タクシーなら営業料金で2500円のコース。利用者がタクシーに乗って負担するのは1回500円。差額は市の負担となる。このため、1台当たりの乗客が定員一杯の4人だと2000円の収入になり、市の負担は500円で済む。だから1台当たりの乗客数と1日の配車台数が多いか少ないかで、市の負担も左右されるリスクがあった。

  集計の結果、利用者の多かった内小友地区は31台の配車となり、市の負担は5万8000円。一方の四ツ屋地区は13台の運行で、2万9000円だった。数字から見ても利用者の多寡だけでなく、いかに効率的な運行をすべきかという課題が残った。また今回は夏場の運行だったため、60歳以上とはいえ、まだ自転車やバイクを使える年齢層だったこともあり、冬場のデーターが今後の検討材料になると市では見ている。

  現在、市では登録者を対象にアンケート調査中で、その結果も見ながら警察、老人クラブ連合会、県ハイヤー協会大曲仙北支部などの代表からなる地域交通対策懇談会に諮って運行の在りようを検討したいとしている。