太田町の真木ダム

建設推進協議会例会

クマタカの営巣=県は調査の継続を説明(8月9日・月)

  太田町の県立自然公園「真木渓谷」に建設が予定されている真木ダム建設推進協議会(会長・高貝久遠太田町長)の例会が6日、同町の奥羽山荘で開かれた。同協議会は大曲市と中仙町、仙北町、西仙北町、太田町の5市町で構成されている。例会には5市町の首長と議会議長、担当課長らが出席。県からも仙北地域振興局の本間智局長、県建設交通部の進藤鋼河川課長、藤田博美ダム班主幹ら、そして顧問として安杖正義、辻久男、大野忠右エ門、渡部英治の各県議ら40人が出席した。

  高貝会長は「真木ダムは昭和50年(1975年)に県単独の調査ダムとなり、その後は国の補助を受けながら調査に入ったが、平成になって一時中断した。しかし、やはり必要なダムだとなって再び調査が行われている。ダムは地域住民の悲願であり、県当局の一日も早い決断を望みたい」と訴えた。

  続いて安杖、辻県議らも「真木ダムは農業用水だけでなく、上水道の水源としても必要だと計画されて以来、一向に進展がない。その原因は何か。掛け声だけでなくもう一度、過去を振り返って検証すべきではないか。市町村合併で来年からは大仙市全体の問題となる。そう言う意味で今年は節目の年であり、実現に向けて努力したい」などと述べた。

  一方、県当局からは「今年度も3000万円の調査費が計上され、ダム建設地での環境調査が進められているが、絶滅危機種とされるクマタカの営巣が確認され、繁殖の様子が観られた。このため、それらへの影響を少なくするためにどうすべきか、これからも調査を継続しなければならない」などの報告があった。これに対して出席者からは「調査のめどはいつごろ着くのか」との質問があったが、県からは具体的な回答はなかった。

  協議会では04年度事業として▽真木ダム建設促進の運動の展開▽真木ダム建設の調査、計画に協力する▽水道事業採択推進及び調査計画に協力するなどの事業計画を承認して閉会した。

  高貝太田町長は「太田町から仙北町は扇状地にあり、地下水の水源が浅い。このため深刻な水不足の状態であり、しかも生活排水や化学物質など不純物の垂れ流しで地下水が汚染されている。一部の集落では赤水も出て洗濯さえままならない状態だ」と話した。