大曲の花火

桟敷の建設工事急ピッチ

使用するコンパネも膨大=3万5000枚(8月12日・木)

  コンパネを固定させるための作業が行われている。大曲市の雄物川河川公園を会場に28日行われる第78回全国花火競技大会「大曲の花火」に向けて、会場では急ピッチで桟敷席の建設工事が進められている。会場となる大曲橋(通称・金谷橋)から姫神橋間は約1.5キロ。川に面した所に長さ900メートル、幅80メートルの広大な桟敷が組まれている。

  作業は先月26日から始まった。足場となる鉄パイプが組み合わされ、その上にコンパネが敷かれて桟敷席となる。使われる建築資材のコンパネは3万5000枚。1升に2枚敷かれる。10トン積みの大型トラックで35台分の量だ。

  コンパネは1枚の単価が1000円ほどだが、花火大会が終わると半値以下で売却される。余りに大量のため保管する場所がないためで、工務店が建築資材として、また農家の人たちも農道のぬかるみや冬囲いに使えると買い求めに来るという。

  一方、桟敷を作るために使われる鉄パイプや鋼材はリースだが、重量にすると3000トン。大型トラックで155台分の量になる。

  工事を請け負っている同市の秋田振興建設では現場に100人前後の作業員を繰り出して、仕上げに余念がない。コンパネが敷かれた桟敷の上はまるで広大な運動場のよう。作業する人たちは大量のコンパネを一枚、一枚、丁寧に敷いてはずれないよう釘で固定していた。

  桟敷は6人掛けのA席が1万2400升、B席は2400升、そして今年から初めて設けられる堤防斜面のC席(5人掛け)は1120升となる。全部埋まると9万4400人分の席となる。大曲の花火は雨だった昨年でさえも63万人もの観客数を記録。人口4万足らずの小さな市が人気上昇と共に飽和状態となっている。