この不心得者は誰!

カエルの石像持ち去る

大曲小の同期会、還暦記念の手水鉢(8月19日・木)

 
手水鉢から持ち去られたカエルを惜しむ高階さん。
カエルはこんな形であった。
 
  この不心得者は誰だ!。大曲小学校を卒業した昭和16年(1941年)生まれの同期会(高柳恭侑会長)グループ「十樹会」が、丸子川右岸の都市公園「丸子のこみち」に置いた道祖神の手水(ちょうず)鉢から「カエル」の石像が持ち去られてしまった。手水鉢は十樹会が01年6月に行った還暦の会の記念に設置したもの。カエルの石像はその鉢のシンボルであり、口から水が手水鉢に吐き出される仕組みになっていた。会員たちはそのカエルの石像に「若返る」の心を込めていただけに「持ち去られたのは寂しい」と残念がっている。

  十樹会は会員約400人。統合する前の旧大曲中学校第10期卒業生であることから、「十樹会」とした。道祖神を祭った石碑は会員が42歳の厄年を迎えたのを記念して1982年8月7日に現在地に設置、同時に柳も植えた。そして還暦を迎えた3年前、その道祖神の前に約30万円かけて手水鉢を設置した。水を吐き出すカエルの石像は手水鉢のシンボルであり、60歳となった会員たちはそのカエルに「幸せが返ってくるように」「若返る」などの願いを込めた。

  そして毎年、市民夏まつりの夜には会員たちがその道祖神前に集まって、酒を酌み交わし、お互いの健康を喜び、交流を深めていた。今年も7、8の両日、花火通り商店街を中心に市民夏まつりが行われ、いつものように7日夜には会員たちが道祖神前に集まった。その時にカエルの石像が手水鉢から消えているのに気づいた。

  カエルの石像は高さ30センチほどで手水鉢を造った石屋が白御影石を使って彫り、接着剤で固定させた。子どもの力ではがれるようなものではないという。

  十樹会の会計をしている高階光智さん(大町)は「7月初旬まではあったのを確認している。多分、自分の家の庭にでも飾っていると思うが、どんな気持ちでそれを飾っておれるのか。その気持ちが分からない。誰なのかは問わないから、そっと返してもらいたい」と話す。