NPO法人立ち上げ

障がい者自立生活センター「ほっと大仙」

福祉サービスの受け手から担い手を目指す(8月21日・土)

  障がい者福祉を考える「福祉のまちづくり」を目指して6月から勉強会を開いてきたグループが20日、NPO法人の特定非営利活動法人「障がい者自立生活センター『ほっと大仙』」を立ち上げた。大曲市の特別養護老人ホーム「こもれびの杜」で設立総会を開いたもので定款を承認後、平成16、17年度の事業計画、役員などを決めた。

  福祉のまちづくりは超高齢化社会を迎え、誰もが「障害者」となり、ハンディを抱え込む可能性を迎えた今、障害者自身が福祉サービスの受け手から担い手となって、自らの手で必要なサービスを提供できる事業を作り上げようと勉強会を始めた。そして▽移動介助サービス部門▽福祉店舗・店舗での販売▽同・ネットでの販売▽住宅改修・バリアフリー部門▽配食サービス部門の5つの分野で、それぞれ9回の勉強会を開いてきた。その間には福祉店舗「駄菓子屋『ほっぺ』」を7月1日に同市花火通り商店街にオープンさせた。

  この日の総会には約30人が参加。「行政に『おんぶにだっこ』でなく、障がい者自身が同じ仲間を支援し、地域福祉の増進に寄与する」など設立趣旨書に同意した。そして障がい者・高齢者などの移動困難者に移動サービスを提供する「福祉有償運送・過疎地有償運送事業」、食事の準備の困難な障がい者・高齢者などに食事を配達する「給配食サービス事業」、障がい者・高齢者の自立を支援する訪問介護・家事支援事業、周辺施設のバリアフリー調査など法人として目指す事業計画などを決めた。

  福祉店舗の駄菓子屋「ほっぺ」の1日平均の売り上げは4〜5000円で、利益はその2割程度。店員として働いている障がい者の給料を払える状態ではないが、「私たち仲間が日中居られる場所があるだけでも社会参加につながり、励みがある」と福祉のまちづくり代表の奈良克久さん(大曲市角間川町)。

  NPO法人「ほっと大仙」を立ち上げたとはいえ、実際の事業活動が可能になる体力づくりはこれからだ。このため会の趣旨に賛同し、入会してくれる会員を募集している。正会員及び個人の賛助会員は年会費1口3000円から。団体は1口5000円から。問い合わせは奈良さん(090─2984─3116)。役員は次の通り。

  ◇理事長=石川和美(大曲市中通町)
  ◇副理事長=高野龍治(大曲市飯田)
  ◇理事=奈良克久(大曲市角間川町・事務局長)、伊藤のぶ子(大曲市大町)、高橋洋子(大曲市上栄町)、佐々木弘(大曲市内小友)、伊藤貴大(六郷町六郷)、伊藤孝市(大曲市藤木)
  ◇監事=安部正(中仙町鑓見内)