大曲市生活研究グループ
消費者と大根のタネを植え、交流(8月23日・月)
農家の主婦たちで作っている大曲市生活研究グループ連絡協議会(佐々木道子会長)では農業体験を通じて消費者との交流を図ろうと23日、県の支援事業である「畑の学校」を開いた。大根のタネを一緒に植え、畑から農家の人たちの苦労と工夫を学び、収穫の喜びを味わおうという狙い。
市広報を通じて応募のあった12人の消費者と生活研究グループ12人が市役所で合流し、マイクロバスで受け入れ先の角間川町の佐藤孝次さん(54)宅の畑へと向かった。市会議員もしている佐藤さん宅では妻の康子さんと共に手広く大根栽培を行い、漬け物用として業者に卸している。
この日は地元の角間川小学校6年生24人も総合学習の時間で大根栽培を体験しようと合流。佐藤さん宅では3アールの畑を用意して、一行を迎えた。
そして「今日、植えてもらうのは宮小町という大根のタネで、イブリガッコの材料に使われてます」と佐藤さん。「皆さんのために農薬を使わない畑を用意したので、2週間か20日後には間引きした小さな大根はそのままサラダにして食べてみて下さい」と呼びかけた。
タネは種子消毒されたもので、缶詰に入っていた。大人たちは昔ながらの植え方を体験したいと板を手に畝(うね)を打ち固め、それからピンク色に染まった小さなタネを穴の中に4粒ずつ置き、その隣の小さな穴には有機肥料を播いた。土を被せた4粒のタネは2週間から20日後には大根となって地中に根を伸ばす。その中から最も丈夫なのだけを残して摘み取るのが間引き。佐藤さんはその間引いたのも「サラダにするとおいしい」と強調していた。間引いた後の大根は10月下旬には長さ50センチ、重さ1キロほどに成長する。一行は10月25日に大根を収穫し、試食会を計画している。
参加した消費者たちは生活研究グループの人たちから畝作りやタネまきなどの仕方を教えられながら、子どもたちと一緒に土に親しみ、農業体験を楽しんでいた。
タネまきは1時間ほどで終わり、県仙北地域農業改良普及センターの上田賢悦技師と長谷川敦子副主幹が講師となって生活研究グループと消費者の人たちを対象に「農業の環境と野菜の栽培について」と題した青空学校が開かれた。
上田さんは「農薬の悪い面ばかりを見ないで下さい」と害虫や病気、雑草から農作物を守るため農家の人たちは「必要最低限の農薬しか使ってないし、昔のように使う人にも害を与えるのではなく人に優しいものに改善され、農家の人たちも法律で定められた使用方法をしっかり守っている」と理解を求めた。長谷川さんも農家の主婦たちが田町の直売所「菜果真(なかま)」で実施しているコンポストで生ごみを回収して、野菜や花作りに堆肥として使う循環型農業に取り組んでいる例などを紹介しながら、農家の人たちの努力に理解を求めていた。