「食と農展」始まる

大曲市の県立農業科学館

食の安全性、農業を考える場に(8月24日・火)

 大曲市内小友の県立農業科学館で「食と農展」が24日から始まった。BSE(牛海綿状脳症)や鳥インフルエンザ、食品の虚偽表示、残留農薬問題などここ数年「食」の安全性に関する問題が起こり、消費者の不安は増大している。そこで「食」と「農」に関してもっと身近に感じ、関心を持ってもらい、食の安全性や農業について考える場を提供しようと企画した。

  東北農政局の秋田農政事務所や秋田統計・情報センター、県農林水産部流通経済課、生活環境文化部、果樹試験場、、総合食品研究所、JA秋田中央会、大曲市学校給食センターなどの協力を得て約130点のパネル及び持ち帰り自由の豊富な資料を用意した。

  会場にはBSEや鳥インフルエンザなどの新聞記事をスクラップしたパネルで食の問題を提示し、関心を呼ぶようにした。そして県内の地産地消の仲間たちと題して西木村のグリーンツーリズム研究会の活動や河辺町の古代米給食、稲川町の稲庭うどんの学校給食などを、JA秋田中央会ではWTO農業交渉でいろんな国の農業が共存できるよう訴えている内容をパネルで紹介している。

  また郷土料理である「きりたんぽ」や「はたはたすし」「ちまき」「まつずし」「なたづけ」などのサンプル。さらに歯や骨を丈夫にする食べ物として「ご飯」、「トウモロコシ」、「枝豆」、「ひじき煮物」、「シシャモ」、「スルメ」、「タコ」などのサンプルの展示。大曲市学校給食センターでは昭和20年代の給食は「おにぎり」と「味噌汁」だけのシンプルなものだったこと、40年代になってコッペパンとハンバーグの組み合わせとなったなど昔の給食を紹介。同時に現代は「ひな祭り」や「七夕」「クリスマス」の行事に合わせた給食を出しているなどバラエティーに富んでいる様子をサンプルで見せている。

  また秋田県果樹試験場ではリンゴとナシの有効成分をパネルで紹介し、リンゴは整腸作用を助け、ナシは利尿作用や体内の代謝を整えるなど健康に役立っている効果を紹介している。

  食と農に関する様々な機関が安全性を求めていかに工夫し、改善に務めているかなどが分かりやすく説明され、興味深い。展示は9月26日まで。同館は一カ月平均1万人の入館がある。食の安全性への関心も高まっており、ぜひ見学してほしいと呼びかけている。