全国各地から車、車、車
シルバー夫妻、東北気まま旅と三重県から(8月27日・金)
|
|
|
第78回全国花火競技大会・大曲の花火を明日に控えた雄物川河川運動公園では桟敷の準備もすっかり整い、いよいよ本番を迎えるだけだ。「大曲の花火」を観たいとテントを積んだ車やキャンピングカーが早い人では24日から周辺の駐車場に入り出した。大曲市では25日から駐車場に職員を張り出し、車でくる観光客の誘導、整備に徹夜で当たっている。
駐車場は交通規制図に載ってない2カ所を含め、全部で50カ所用意した。駐車可能台数はバスも含め1万7000台。そのうちテント設営が可能なのは▽姫神橋下流左岸河川敷(10番)▽大曲大橋上下流左岸河川敷(27番)▽姫神橋下流右岸河川敷(41番)▽大曲大橋下流右岸河川敷(8番)の5カ所。
特に姫神橋右岸、左岸は花火打ち上げ会場に最も近くて便利なだけに泊まり込みで来る観光客にとっては人気の場所。右岸は約300台、左岸は約400台の駐車が可能。しかし、整理に当たっている市職員によると26日午後3時から27日朝7時までの車は159台だけ。
市商工観光課も「今年は雨の心配がないこともあって電話での問い合わせも少なく、聞いてくるのは何時ごろまで入ったら車を止められるかなどばかり。前評判は高かったけど花火当日の天気がいいと言うこともあって出足が遅くなっているようだ」と話す。駐車場の管理をしている市職員も「昨年の今ごろならとっくに満車になっているのに今年はなぜかまだスペースが空いている」と客待ちの状態。「多分、学校も始まったので子どもたちを連れてくるために来るのが遅くなっているだけで、忙しくなるのは今夜から明日の朝にかけてかもしれない」と予想する。
キャンプが設営された河川敷を歩いた。八戸、岩手、宮城、青森など東北ナンバーの車が圧倒的に多い。しかし、中には大分や石川県、それに札幌など北海道から来た車もあった。三重県ナンバーの車も見られた。
三重県から来たのは吉本泰之さん夫妻。どちらも70歳で「NHKテレビで放映された『大曲の花火』を観て以来、憧れでした」と妻の美保子さん。ワゴン車にテント道具を一式積んで26日朝に出発、福井県敦賀港からフェリーに乗って秋田港に着いて大曲入りしたという。
元教員だったという吉本さん。「元気なうちあちこちを歩いて人生を楽しまないと」と言い「大曲の花火を観たらその翌日からは田沢湖、八幡平を回って青森県の龍飛岬を目指します。シルバー夫婦、東北気まま旅ですよ」と笑った。
青森県から来た男性ばかり5人のグループもあった。5年前から「大曲の花火」にはまってしまい毎年、グループで来ていると言う。バーベキューの準備、ビールで乾杯しながら「まあ明日の大会までは飲んで食べて寝て過ごします。この日のために休みも取らず働いてきたからお盆休みです」と話した。
岩手県から来たという夫婦は「大曲の花火は前から評判を聞いていた。定年になったのを機に小さなキャンピングカーを買ったので来てみました。明日まではこの辺を自転車でブラブラしたりして時間をやり過ごします。とにかく明日の花火が楽しみ」と期待していた。
一方、打ち上げ会場前の堤防斜面では場所取りも始まった。杭打ちをしてビニールテープを張っただけでは撤去されるため、「明日の大会まで交代でこの場所を守ります。もちろん今夜はここで野宿です」と頑張った。大曲の花火は今年も全国から様々な人たちを集めて幕を開ける。
駐車場や渋滞など花火に関する情報は下記のホームページからも得られます。