栗林大曲市長

合併後の大仙市長選に出馬表明

新市民とともに幸せの実現目指したい(12月14日・火)

  大曲市の栗林次美市長(56)が、合併後の新市「大仙市」の市長選に出馬を表明─。大曲市の12月定例議会は14日、本会議を再開、北村稔氏(新成会)、齋藤正俊(政友会)、藤井春雄氏(社会クラブ)、佐藤文子氏(共産党)が一般質問を行った。その中でトップバッターとなった北村氏が「栗林市長は大仙市長選に関してどのような対応をなされるのか。出馬するとすればどのような政策を公約として掲げるのか」と質問した。

  これに対して栗林市長はこの一年間を振り返って出前市長室、市長面会日の実施、市民による行政評価、窓口時間の延長、図書館の運営改善、公共施設のバリアフリー化などの実績を挙げ「身近な問題から利用しやすい市役所の実現に努めた。また仙北組合総合病院の早期改築推進会議の設立、住民自らによる地域づくりを目指した『地域いきいきビジョン策定支援事業』、乗り合いタクシーの試験運行、介護予防事業、市民除雪会議など合併後を見据えた施策の基礎固めにも努力してきた」と述べながらも「市役所の改革など多くの課題は一朝一夕に実現できるものではなく、一年間という時間は余りにも短く、志半ばという感を強くしている」とし「前途に待ち受けている幾多の難問を克服し、大仙市の新市民とともにその幸せの実現のために引き続き誠心誠意努力することが、私に与えられた責務であると考える」と事実上の出馬表明をした。

  休憩を挟んでの記者会見では「合併協議会の会長として新市建設計画と協定書を作り上げた責任というものを全うしなければならない。基本とするのは少子高齢化に対応した地域づくり、地方分権の流れの中で国、地方の厳しい財政に耐えうる地域づくりとしたい。その上で住民の目線に立った行政、弱い立場にある人に政治の光りを当てていく行政を目指したい」と述べた。

  後援会事務所の設置など市長選に向けた具体的な動きは年明け後になるという。大仙市長選に向けては10月27日に元大曲市助役の高野昭次氏(55)=中通町=が出馬表明、佐野町に後援会事務所を構え、支持者掘り起こしに向けて活発に動き回っている。

  栗林市長は横手高校を経て上智大学経済学部卒。1970年、ダイヤモンドタイム社入社。76年12月退社して、父・栗林三郎代議士(故人)秘書となる。87年4月、県議会議員に初当選。90年、衆院選出馬のため県議を辞任。95年4月の県議選で再選。03年4月、県議を任期満了で退任し、10月5日執行の市長選に出馬、初当選した。自宅は同市栄町。

  大仙市の市長選には現在のところ高野氏と栗林氏の2人だけだが、場合によっては7町村の首長からも出る可能性もある。