生活保護世帯

5年連続して増加

大曲市=リストラなど不況の影(12月16日・木)

  大曲市の生活保護世帯が過去5年連続して増加し続けている。「リストラで仕事を失った」「仕送りしてくれていた親族も生活が苦しくなって、ストップした」など生活保護を受ける主な理由には長引く不況の影もチラつく。

  市福祉事務所によると5年前の1999年度の統計では生活保護世帯は214世帯で被保護人員は1000人に対して6.5人だったのが、03年度は309世帯となり、1000人に対して10.3人となった。そして今年は12月1日現在で323世帯と14世帯増えた。この分、医療扶助も増加し、市では現在、開会中の12月定例議会に不足となった生活扶助費として2376万円の補正予算を計上している。

  生活保護を受けている323世帯のうち65歳以上の高齢者は193世帯で約60%を占め、次いで傷病者世帯が86世帯で約27%となっている。市では04年度当初予算として生活保護関連予算として6億6483万3000円を計上。しかし、この1年間で14世帯増えたことから、04年度決算見込みは6億8859万3000円となり、2376万円の不足が見込まれ、その分の補正予算を今議会に計上した。

  最も増えたのが医療扶助費で当初予算3億3828万円だったのに対し決算見込みで3億7232万6000円となり、3404万6000円の不足が見込まれる。一方で、扶助基準額が0.2%下がったなどから、不足は2376万円と計上された。

  市福祉事務所では「生活保護を受けている世帯の6割は65歳以上の高齢者であり、医療費の掛かり増しも仕方がない」と話す。

  生活保護世帯への扶助は夫33歳、妻29歳、子ども4歳の標準世帯だと4月から10月までは月約13万6000円。11月から3月までの冬期間は暖房費加算となり、約16万7000円となる。老人の2人世帯だと夏場は約10万3000円、冬は約12万9000円で、70歳の1人世帯では夏約6万5000円、冬は約8万5000円。このほかにアパートや借家の場合、住宅扶助、そして教育扶助、医療扶助が受けられる。生活保護費の4分の2は国の負担で、残りは4分の1ずつ県と市となっている。(注・生活保護世帯の数字は毎月変動している)