神岡町の福乃友酒造
合併を記念に町名を冠にした酒、販売へ(12月19日・日)
神岡町神宮寺の福乃友酒造(一星邦彦社長)では、純米吟醸「神岡町」を19日から町内の酒販店で販売している。市町村合併で来年3月22日で「神岡町」という地名が無くなるのを惜しんで、その名前がいつまでも町民の思い出として残るのを祈って醸造した。
同町は昭和30年(1955年)、旧神宮寺町と旧北楢岡村が合併して誕生。町名は神宮寺の「神」と北楢岡の「岡」の2字から取った。すべて地元にこだわりたいと原料米も地元産の酒造好適米「美山錦」を使い、合併の動きが本格化した昨年暮れから仕込み、これまで寝かせてきた。
お酒に町の名前を付けたいと発案した営業の斉藤浩さん(42)は「この地で生まれ育っただけに神岡町という地名は残したかった。しかし、残せなかったのでせめて神岡町という地名を付けた酒を残したいと思い社長に提案したらやってみろとなった」と話す。
「ありがとう神岡町」のラベルをはったお酒の飲みごこちは、「スッキリしたのどごしで、女性にも喜んでもらえそうなやや甘口」。飲むには冷やか、ぬるめの燗がいい。720ミリリットル入りで、希望小売り価格は税込みで1500円。合併前日の来年3月21日まで、町内14店舗で販売している。問い合わせは福乃友酒造(0187─72─4141)。