なまはげが登場
西仙北町大沢郷小で非行防止教室(12月21日・火)
ウォー、ウォー。不気味な叫び声と共に登場した二匹の〃なまはげ〃。体育館に集まった子どもたちの目が興味津々となって輝いた。20日、西仙北町大沢郷小学校(泉寅雄校長・児童数82人)で大曲警察署員による「なまはげNEWS隊」の非行防止教室が開かれた。
同署少年サポートセンター員3人のうち2人が男鹿市に伝わるなまはげとなって体育館に集まった児童たちに姿を表し、非行防止や思いやりの心を育むための「心のチェック」を行ったもの。NEWSは東西南北の頭文字を取り、小学生のためどこへでも行くという意味合いを込めた。
ウォー、ウォーと大きな包丁とオケを手にした青鬼、神さまから頂いた御幣(ごへい)を手にした赤鬼がノッシノッシと体育館に登場すると、待ち構えていた子どもたちは「アッ。なまはげだ」と目を輝かせた。二匹のなまはげは婦人警察官の左右に堂々と立った。
婦人警察官は子どもたちに「なまはげは〃なもみ〃という言葉がナマったもの。囲炉裏を前に長いこと座って足に火傷ができるのをなもみと言ったもの。そのなもみが出来るほど怠けていることから、なもみをはぎ取ってこらしめることから始まったの」と由来を説明。そして「していいこと。悪いこと」に答える「心のチェック」テストを行った。
問題は「バス停で並んでいる列にこっそり割り込む」「友だちが頭に来ることを言ったのでなぐる」「知らない人からお母さんが交通事故にあったから病院に行こうと言われ、車に乗る」など10問。子どもたちはグループを組んでその問題に取り組み、回答していた。
そして「非行」や「被害」という言葉を教えられ、全員が勉強したことの感想文を書いた。子どもたちは「知らない人に付いていかないよう気をつけたい」「非行という言葉は何となく分かっていたが、ちょっとしたことが大変なことになることが今日の勉強で分かった」などと書いていた。
間違った回答をするとドンドンと足踏みしたり、「ウォー、ウォー」と大声で怒るなまはげ。泉校長は「怖いなまはげから悪いことをしてはいけないことを教えてもらった。悪いことをしそうになったらなまはげを思い出して下さい」と呼びかけていた。婦人警察官も「なまはげは今日から皆さんの心の中でガンバレよと応援してます」と話すと二匹のなまはげは「ガンバレよ」と声援しながら姿を消した。