市制50周年お祝い花火
大曲花火倶楽部・花火商店街が粋なはからい(12月26日・日)
大曲花火倶楽部・花火通り商店街主催の市制施行50周年記念、「2人のためだけのお祝い花火」と題した花火の打ち上げが25日夜、丸子橋橋上公園とまるこ川通線緑道を観覧会場に開かれた。今年婚約・結婚されたカップル、あるいは銀婚式(結婚25周年)、金婚式(結婚50周年)を迎えた夫婦、今年めでたく出産された夫婦にお祝いの花火をプレゼントしたいと企画した。
市内在住者を限定して10組までの申し込みを受けた結果、80代の金婚カップル2組と銀婚2組、それに結婚が5組、出産3組の12組からエントリーがあった。当初は10組を抽選で選ぶ予定だったが、せっかくの申し込みだと全員に花火をプレゼントするという粋なはからいとなった。
午後5時半までに12組のカップルは、まるこ川通線緑道のテント特設会場に招待された。花火倶楽部のスタッフ20人と市商工観光課職員8人が一行を拍手で歓迎。オープニング花火に続いて1組ずつのカップルがゲスト席に招かれ、インタビューを受けてのお祝い花火の打ち上げとなった。
お祝い花火は4号玉3発の組み合わせ。結婚50年、25年のご夫婦は「長い間、ありがとう」と照れ笑いしながらも愛情を込めてお礼を言い合った。今年めでたく結婚したカップルの中には「花火のまち大曲にお嫁さんに来れて本当に良かった」とお祝い花火のプレゼントに心から喜んだ。そして1組1組から寄せられたメッセージが読み上げられ、お祝い花火が打ち上げられた。
しかし、花火そのものは濃い霧で包み隠され、ぼんやりとした星影だけが見える程度。それでも「心の中で見えました」とゲスト席に座ったカップルたちは霧に包まれた夜空を見上げていた。
この日の最後は紀宮清子様ご婚約記念慶祝花火を予定していたが、高松宮妃喜久子さまが18日朝に亡くなられたことから取りやめ、フィナーレスターマインとなった。スターマインは東京在住の柳寛人さん(中央大学4年・兵庫県出身)がデザインのアイディアを提供した。柳さんはその花火をぜひ観たいと駆けつけ、「東京・隅田川の花火や多摩川の花火大会を観ているうち花火が大好きになり、大曲花火倶楽部主催の花火鑑賞士の試験も受け、合格しました。ぜひ、今回の花火にも参加したいと申し込んだら快く受け入れてくれました」と喜んでいた。
このフィナーレスターマインの打ち上げは霧のカベを打ち破って見事な開花を見せ、丸子橋や大盛橋、それにまるこ緑道を埋めた観衆を満足させていた。打ち上げが終わると花火通り商店街の若手経営者2人がサンタクロースの衣裳を着て、商店街から寄せられたプレゼントをカップル全員に配っていた。