神岡町の正副議長

市町村合併の在任特例に反旗

大仙市誕生と同時に議員を辞任すると表明(2月17日・火)

 神岡町議会の富樫正男議長と齋藤義孝副議長は17日開いた議会全員協議会で、市町村合併後の議員の任期を巡って今月9日に開かれた臨時の大曲仙北合併協議会で、「在任特例」を最大で1年以内の期間で実施すると決まったことに責任を取り、「来月の町議選には出馬するが、仮に当選しても大仙市誕生と同時に議員を辞める」と表明した。二人は同協議会の議会代表委員となっている。もう一人の議会代表委員の石山與一町議は9日の協議会終了後、記者団の質問に対し「非常に残念な結果となった。来月は町議選があり、それには立候補するが、仮に当選しても大仙市になったら私は議員を辞職する。在任特例を適用してでも議員を続けたいとは思ってない」と表明している。

 富樫議長と齋藤副議長は17日、「在任特例の適用で146人もの議員が誕生するマンモス議会となり、正常な議会運営はできるものではない。今後は設置選挙に賛成している西仙北町議会と大曲市議会と話し合って、在任特例を適用しても最大で3カ月以内で議会を解散し、選挙をやるよう求めたい」と話した。

 西仙北町のぬく森温泉「ユメリア」で開かれた臨時の合併協議会では8市町村の議会議員146人全員が「在任特例」を適用して1年以内の期間で残るべきか、合併と同時に30人の定数で「設置選挙」を実施すべきかで出席委員49人全員での投票となった。その結果、22対27票で「在任特例」の適用が決まった。

 在任特例の適用に正面から反対に回ったのは神岡町議会だった。そして西仙北町議会と大曲市議会の代表も反対に回った。

 この日、全員協議会で合併と同時に議員を辞職すると表明した富樫議長と齋藤副議長は「あの臨時の協議会の後、地元町民からは電話は来なかったが中仙町や仙北町、協和町、太田町などの住民から苦情と励ましの電話があった。中には『わが町の議員は協議会の場でどんなことを述べたのか、教えてもらいたい』と問いただす声もあった」と話した。

 神岡町議会の町議選は3月23日告示され、28日投開票が行われる。富樫議長、齋藤副議長、それに石山議員も立候補する予定。