神岡町役場完成

鉄筋コンクリート3階建て、IT研修室も

議場は床をフラットにし市町村合併後は会議室へ(2月19日・木)

 完成した神岡町の役場庁舎神岡町が現役場庁舎裏に建設中の「神岡町役場庁舎及び総合情報センター」が完成、23日午後0時半から町農村環境改善センターで竣工式を挙行する。旧役場庁舎は1959年に建てられた庁舎で、老朽化と同時に行政の多様化で増築に増築を重ねたが狭隘になっていた。このため86年から役場庁舎建設調整基金を積み立て、01年1月には庁舎建設検討委員会を設置、さらにワーキンググループを発足させ、新築に向けて本格的な検討に入っていた。そして同年12月には議会も全員協議会を開いて先進地を視察するなど動き出していた。その上で03年2月の臨時議会で新庁舎と情報センター建設予算を議決、同年4月から新庁舎建設工事が始まっていた。

 完成した庁舎は鉄筋コンクリート造り一部3階建てで延べ床面積は2572平方メートル。庁舎壁面に三角形の模様が描かれた建物だ。町のシンボルである神宮寺嶽、そしてブルー系の窓ガラスを採用し、その麓を流れる雄物川をイメージにしたという。1階は福祉保健課、町民課、税務課、農政課、建設課、出納室、そして町民ホール、IT研修室、ITサポート室からなっている。IT研修室では一般町民がパソコンの使い方やインターネット体験などの研修を受けられる。小さな子ども連れでも対応できるようキッズルームも設けた。2階は農業委員会事務局、上下水道課、企画振興課、総務課、そして町長室。3階は議場と議員控室、議会事務局の配置。

 国道13号に面して正面玄関、そして旧役場に面して南玄関と二つの玄関を設けた。さらに玄関ホールの吹き抜けには町の木である「杉」の大木3本を飾った。樹齢90年、幹周り240センチの大木で昨年伐採した。高さは7メートル。玄関ホールに杉の木を飾ったように庁舎内も木材をふんだんに使用。全体を温かい雰囲気にした。

 
町民課などが入る庁舎1階 議場。市町村合併後は会議室に

 冷暖房は深夜電力利用氷蓄熱式を採用、地球環境に優しいエネルギーが自慢だ。またバリアフリーの床、そして職員一人に一台のノートパソコンを配置し、庁内をランで結ぶと共に庁外の公共施設ともパソコンで結んで情報の共有化を図ることにした。11人乗りのエレベーターも設置した。

 建設費は役場庁舎が6億5660万円、情報センターが1億1619万円の合わせて7億7280万円。このほか設計管理費や備品購入費などを含めた総事業費は9億8592万円だった。庁舎建設調整基金として02年まで積み立てられた7億1000万円を建設費に充てた。このあと旧庁舎を解体し、その跡地は車庫と駐車場とする。その事業費として1億5100万円を見込んでいる。

 新庁舎の工夫は議場の床をフラットなものとし、市町村合併後は議場を多目的な会議室として使えるようにした。さらに合併でほかの部屋も空くことが考えられ、その際は公民館としても活用できるような設計を採用した。

 竣工式の後、26日から新庁舎へと引っ越しし、28日から29日まで見学会を開く。いずれも午前9時から午後4時まで。そして3月1日から新庁舎で業務を開始する。