総合情報センターも併設
地域に開かれたコミュニティ・センターへ(2月23日・月)
神岡町役場庁舎と総合情報センターの竣工式が23日午後0時半から町農村環境改善センターで挙行された。竣工式に先立って午前11時から新庁舎の町民ホールで神事を行って安全を祈願、今野正彬町長と富樫正男議長、それに庁舎建設推進委員会の相馬哲郎委員長のテープカットで完成を祝った。
神事には今野町長を始め議会議員、工事関係者、それに役場職員ら60人が参列して庁舎の安全を祈願した。続いて会場を農村環境改善センターに移し、竣工祝賀会を行った。祝賀会には大曲市長と仙北郡内の町村長、仙北郡選挙区選出の県議団、町議、元町議、庁舎建設推進委員ら150人が出席した。
今野町長は「建築されて44年を経過した現庁舎は狭隘と老朽化が進み、管理費の増加や情報機器への対応の遅れなど多くの問題が山積していた。このため町民をはじめ議会からも早期建設の要望があり、多様化する住民ニーズに対応するためにも庁舎整備が必要と判断し、昭和61年3月に庁舎建設基金条例を制定し、これまでに総額7億1100万円を積み立てた」と経緯を説明。そして「庁舎には公民館的機能を有した地域イントラネット基盤施設整備事業による総合情報センターも併設した。子どもから高齢者まで情報機器に親しめる地域に開かれた多彩な機能を備えたコミュニティ・センターとして利用してもらいたい」と式辞を述べた。
完成した庁舎は鉄筋コンクリート造り一部3階建てで延べ床面積は2572平方メートル。庁舎壁面に三角形の模様が描かれた建物だ。町のシンボルである神宮寺嶽、そしてブルー系の窓ガラスを採用し、その麓を流れる雄物川をイメージにしたという。1階は福祉保健課、町民課、税務課、農政課、建設課、出納室、そして町民ホール、IT研修室、ITサポート室からなっている。IT研修室では一般町民がパソコンの使い方やインターネット体験などの研修を受けられる。小さな子ども連れでも対応できるようキッズルームも設けた。2階は農業委員会事務局、上下水道課、企画振興課、総務課、そして町長室。3階は議場と議員控室、議会事務局の配置。
国道13号に面して正面玄関、そして旧役場に面して南玄関と二つの玄関を設けた。さらに玄関ホールの吹き抜けには町の木である「杉」の大木3本を飾った。樹齢90年、幹周り240センチの大木で昨年伐採した。高さは7メートル。玄関ホールに杉の木を飾ったように庁舎内も木材をふんだんに使用。全体を温かい雰囲気にした。
冷暖房は深夜電力利用氷蓄熱式を採用、地球環境に優しいエネルギーが自慢だ。またバリアフリーの床、そして職員一人に一台のノートパソコンを配置し、庁内をランで結ぶと共に庁外の公共施設ともパソコンで結んで情報の共有化を図ることにした。11人乗りのエレベーターも設置した。
建設費は役場庁舎が6億5660万円、情報センターが1億1619万円の合わせて7億7280万円。このほか設計管理費や備品購入費などを含めた総事業費は9億8592万円だった。庁舎建設調整基金として02年まで積み立てられた7億1000万円を建設費に充てた。このあと旧庁舎を解体し、その跡地は車庫と駐車場とする。その事業費として1億5100万円を見込んでいる。
新庁舎の工夫は議場の床をフラットなものとし、市町村合併後は議場を多目的な会議室として使えるようにした。さらに合併でほかの部屋も空くことが考えられ、その際は公民館としても活用できるような設計を採用した。
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