市民の顔を見た予算へ

栗林大曲市長、記者会見

4月から図書館も時間延長へ(1月8日・木)

 大曲市の栗林次美市長は8日、定例記者会見を行い初めて取り組むことになる04年度の予算編成について「これまでは各課が作成した予算要求を市長が査定するという形で編成してきたが、予算作りの段階から自分自身も参加し『市長の顔を見ての予算ではなく、市民の顔を見ての予算にしよう』と職員と話し合い、職員からの提案も生かした予算編成をしたい」などと述べた。また5日から市民課と税務課の窓口業務を午後7時まで延長したが、4月からはこの時間延長も予算化した上で本格実施する考えも明らかにした。さらに図書館についても4月からは開館時間を延長し、1年間の開館日も現行308日から、330日とするとした。「開館日数の多さでは県内で3番目となる。ただこうなると蔵書やレイアウトの問題も出てくると思うが、時間をかけながらこの地域に合った図書館にしたい。取りあえず児童書の充実を図りたい」とも述べた。

 また助役の件に関しては「議会からは時期尚早と否決されたが、助役がいなければさまざまな問題が出てくる。議会とは今後も相談し、努力してみたい」と再提案のタイミングを検討する考えも示した。

 さらに駅前第2地区土地区画整理事業に関して、年間の事業費は現在10億円以上のベースで進められているが、市町村合併後の05年から08年にかけて大花町工区の黒瀬踏切アンダー化と都市計画道路中通線の工事、そして丸の内工区が入ると年20億円から30億円程度の事業費となる。栗林市長は「果たして財政的な裏付けがあって事業が可能なのかどうかをこの一カ月かけて内部検証してきたが、合併特例債を適用することで事業の可能性も見えてきたので22日に開く議会全員協議会で説明したい」と述べた。

 また市町村合併に関して各地域、各界、各年代層など市民の代表者と合併法定協議会の民間委員とが意見交換を行う「市町村合併懇談会」を19日午後7時から広域交流センターで開催するとした。法定協議会における議論や新市建設計画へ大曲市の意向を反映させ住民本位の市町村合併を目指すのが狙い。市民各界から26人の委員が選ばれた。

 さらに20日午後1時半から初めての「市民除雪会議」を市役所で開くとの報告もあった。各界の市民から除雪について意見を聞き、市民にできること、市役所でもっとできることなど検討し、論議したいとしている。PTA代表、商工関係、除雪業者、消雪団体関係者、福祉、バス事業者、交通指導関係者など19人を会議のメンバーとした。市長は会議を通じて「市民除雪ディー」を設け、市街地を中心に一斉排雪作業の実施も検討したいとしている。