NTT大曲ビル解体

電報電話局時代の名残、消える

跡地の一部は有料駐車場として開放も(1月20日・火)

 大曲市上大町にあった旧大曲電報電話局、現・NTT大曲ビルが解体された。ビルは1967年10月に大曲電報電話局の新局舎として建設されたもので、鉄筋コンクリート地下1階地上4階の延べ約4500平方メートルの建物だった。当時の市内では目立った近代建築で、電話がやっとダイヤル式自動電話に切り換えられたばかりだった。市民にとって同ビルは羨望の職場でもあった。

 NTT東日本秋田支店によると99年に県内各支店が秋田支店に一本化され、将来も使うことのない建物を資産として残すのはむだな維持費も掛かり、事務棟として使っていたビルは解体し、奥にある機械棟でアンテナのある建物だけを残すことにしたという。機械棟には電話工事や補修員ら20人が勤務している。

 解体したビルの跡地は工事用車両の駐車場として使うが一部は有料駐車場として開放することも検討しているという。いずれ看板を設置して問い合わせ先などを知らせたいと秋田支店。まだ電報電話局時代の最盛期は400人前後の職員が同ビルで働いたと言う。市民にとって羨望の職場であり、遠い昔の思い出も消えてしまった。