ぶなの森玉川温泉「湯治館そよ風」
21世紀型の湯治保養温泉として5月にオープン(1月21日・水)
その温泉効能から〃奇跡の温泉〃とも呼ばれる田沢湖町の玉川温泉にこの春5月に新しい温泉療養・宿泊施設がオープンする。1998年4月に設立した「株式会社ぶなの森玉川温泉(神成裕代表取締役)」が経営する「ぶなの森玉川温泉湯治館『そよ風』」で、玉川温泉、そして新玉川温泉に次いで3つ目の宿泊施設となる。
湯治館そよ風は新玉川温泉の隣接地に現在建設中で、建物は木造と鉄筋コンクリートの組み合わせで3階建て。客室数は103室あり収容人数は253人。
国立公園内のため建設は厳しい環境規制があり、環境省、林野庁の開発承認許可を得ての着工。玉川温泉地区で実質的に最後の宿泊施設の建設とも言われている。
運営する「株式会社ぶなの森玉川温泉」では「全国各地の熱心なファンに親しまれている玉川温泉の効能はそのままに、これまでの温泉旅館とは違う21世紀型の快適な『湯治保養温泉』を目指したい」としている。
宿泊棟はシングル、ツイン、和室、和洋室などからなるホテルタイプの「壱番館」、家族や介護者同伴向けの和洋室「弐番館」、個人ブース型の4人部屋で手ごろな料金で滞在を楽しめる「参番館」からなる。弐番館には健康相談所も設け、医師と看護師が常駐し、玉川温泉での湯治の仕方のアドバイスや健康相談に応じる。
目玉の温泉はヒバの香りを楽しめる大浴場からブナ林を眺めながら入る露天風呂、ラジウム効果のある人工岩盤浴、美肌効果のある蒸し風呂、車いすや介護を必要とする人のための貸切り風呂なども用意される。管理棟には日帰り休憩コーナー、メンバーズクラブ、居酒屋、そしてレストラン、売店なども入る。
宿泊料金は壱番館と弐番館が1人1万3000円、参番館は1万1000円から。田沢湖町の駅前にある湯治館「そよ風」の開業準備室では「湯治に来た人から観光で来た人、そして介護が必要な方、あらゆる方々に玉川温泉の魅力を満足していただくサービスを用意したい」と話す。
玉川温泉、新玉川温泉ともシーズンになると宿泊施設はほぼ満室状態。強酸性泉の噴出と特別天然記念物「北投石」という放射線を持つ石を産出する温泉として知られ、その石が発する放射能を体に浴びると細胞を活性化させる効果があるとされる。玉川を訪れる多くの人たちが源泉周辺の岩盤に横たわって体を温める岩盤浴をして温泉効能にひたる光景が見られる。
株式会社ぶなの森玉川温泉の代表取締役の神成裕(かんなり・ゆたか)さん(53)は鷹巣町生まれ。埼玉県鴻巣市に本社を置く臨床検査と福祉介護を業務とする「メデカジャパン」の社長でもある。
宿泊の問い合わせは0120─270─126へ。
ホームページはhttp://www.tamagawaonsen.jp