六郷町、千畑町、仙南村

合併に向けてのイントラネット開通

テレビ電話で行政や健康相談も可能へ(1月22日・木)

 今年11月1日に合併予定する予定となっている六郷町、千畑町、仙南村では役場庁舎と公的施設を光ファイバーケーブルで結ぶ「地域イントラネット基盤整備事業」を行っていたが、その「開通式」が22日、六郷町役場で行われた。3町村の役場庁舎及び公民館や保健センター、農村環境改善センター、幼稚園、小中学校などを光ファイバーケーブルで接続し、行政情報の提供や施設予約システムの稼働、災害時の対応、学校や老人福祉施設間の交流などの事業を行うため、ケーブルの布設やネットワーク機器、パソコンなどの端末機器の導入を行ってきたもの。

 3町村35施設にテレビ電話とインターネットへの接続が可能なパソコン端末が接続されたほか小中学校にはテレビ会議システムが導入された。また3町村の温泉にはパソコン操作が不慣れなお年寄りも利用しやすいようにとタッチパネルと音声にも対応するキヨスク端末が設置された。

 テレビ電話の利点はお互い顔を見ながら話し合えること。電話は役場の各課や福祉センター、保健センターにも接続され、地域住民が行政に関する相談や健康、生活の相談をしたいときはテレビ電話を通じて今まで以上に真剣になって話し合える。また議会の運営もプラズマの大型画面で見られるよう中継システムも設置された。

 開通式で東部地区合併協議会の坂本茂弘六郷町長は「3町村の共同事業として地域イントラネットを進めてきた。これからは行政情報をいかに的確に住民に伝え、そして住民の声をいかに的確にくみ取るかが大事な時代。高度な開発技術が必要だっただけに、携わったメーカーに感謝したい。そしてこのシステムが住民に喜ばれるものであることを願いたい」と述べた。

 テレビ電話で会話する千畑町長と女子職員続いてプラズマが置かれた一階の町民ホールに移ってテープカットで地域イントラネットの開通を祝った。同時に坂本町長がシステムの電源を入れ、藤嶋長右エ門千畑町長が千畑役場の女子職員とテレビ電話で会話した。電話に出た役場職員の顔はプラズマとテレビ電話の小さな画面に写され、お互い照れながら話し合っていた。電話を終えた藤嶋町長は「慣れないうちは緊張するが、普通の電話と違ってお互いの顔が見えるので気持ちが通じるからいい」と感想を述べ「合併するとこう言うことも出来るんだとPRになって良かった」と話した。最後に松田知己仙南村長が村の南幼稚園児3人とテレビ会議システムに接続。プラズマに3人の児童が写し出されると松田村長は「コンニチワ。聞こえますか」と呼びかけた。3人は「聞こえます」と笑顔で答え、お互い名前を紹介し合った。

 システムではパソコンが苦手な住民も考慮し、インターネット環境を持たない家庭や企業へも同様の情報提供サービスを受けられるよう電話、ファックス、携帯電話でも利用できるようにする。

 システムの開発は国から約1億1590万円、県から約3863万円の補助を受け、総事業費約2億3300万円をかけた。東部3町村は11月1日の合併と同時に「美郷町(みさとちょう)」という名前になる。