大曲市で新春俳句大会

82人から164句の投句(1月30日・金)

 大曲市の新春市民俳句大会が25日、講師に佐々木昭四郎さん(大曲市歌人懇話会長)を招いて25日、広域交流センターで開かれた。82人から164句の投句があり、講師選、互選、幹事共選が行われ、次の作品が入賞した。

 ◇講師選
 初空に晩年の夢貰いけり    打川英子(内小友)
 初鴉貧も富もなく高く飛ぶ   後藤栄子(大花町)
 人日や施設へ帰る母抱ふ    原 一啓(須和1丁目)

 ◇講師秀逸
 四世代譲り葉供えて年を越す  三浦ヒサ子(蛭川)
 それぞれの時計ずれつつ年迎ふ 奥田 拓男(田町)
 年迎う心のパズル解けぬまま  渡部 孝子(大町)
 シャッターを切る間も初日登り来る 加藤栄女(仙南村)
 小さき宮の燈明継ぎたす去年今年 伊藤房子(若葉町)

 ◇講師佳作
 坂の街十字架高き初御空    大坂 せうじ(飯田町)
 初の湯や育て終えたる萎え乳房 渡部 孝子(大町)
 真新しいマフラー巻いて初詣  伊藤 教子(戸巻町)
 撥高く消防団の初太鼓     鎌田 重光(藤木)
 習はしを全て省きて喪正月   原 一啓(須和町1丁目)
 初光り辰子像の衣の襞     吉川 かぢ子(田町)
 凍てきれず鱈の大口いびつなり 荒井 礼子(上大町)
 異国より嫁ぎし子の賀状かな  平の 花房(丸子町)
 永年の店を閉ざすと賀状来る  小笠原光吉(上大町)
 電子辞書手のひらにのせ初句会 斎藤 善太(大花町)

 ◇互選高点句
 1位=まず日和ほめて御慶を交しけり 黒澤 茂(花館中町)
    人日や施設へ帰る母抱ふ    原 一啓(須和町1丁目)
 3位=早暁の宙を切り裂く初稽古   大野 一郎(上栄町)
 4位=小走りに春着匂いを残し行く  宇佐美賢二(大町)
 5位=それぞれの時計ずれつつ年迎ふ 奥田 拓男(田町)
    帰る児にそっと握らすお年玉  久保江よし(角間川町)
    得意礼子に撥ねられし歌留多取 櫻田北投石(田町)
    手を拭いて妻も加はり屠蘇を酌む 三浦幸蔵(佐野町)
    独楽きそふ山懐の小校舎    澤田 草光(藤木)

 ◇幹事共選
 1位=人日や施設へ帰る母抱ふ   原 一啓(須和町1丁目)
 2位=ひと気なき改札口の淑気かな 澤田 草光(藤木)
    白黒の小津の映画の淑気かな 高橋 草炎(栄町)
    初稽古待つ道場のたたずまひ 進藤 芽風(上栄町)
    永年の店閉ざすと賀状来る  小笠原光吉(上大町)
    町医者に薬の初荷届きけり  久保江よし(角間川町)