福祉店舗「駄菓子屋『ほっぺ』オープン
大曲市の花火通り商店街=福祉の担い手への活動始まる(7月2日・金)
福祉のまちづくりを目指して6月11日から勉強会を開いている民間のワーキンググループ「障がい者『福祉のまちづくり』会(奈良克久代表)」が運営する福祉店舗「駄菓子屋『ほっぺ』」が1日、大曲市の花火通り商店街にオープンした。駄菓子屋の名の通り、取り扱っている商品は駄菓子から花火、手作りの小物などで気軽なムードで買い物が楽しめる。オープン初日とあって応援のお客さんも含め、大勢の訪問客で賑わった。
福祉のまちづくりは障害のある人も福祉サービスの受け手となるだけでなく、自らも福祉サービスの担い手となって活動しようと大曲市ボランティア連絡協議会、手をつなぐ育成会、障害者生活支援センター「柏の郷(さと)」(西仙北町)、大曲市身体障害者福祉協会が主体となってボランティアを募集。初めての勉強会には募集した30人をオーバーする53人が参加してのワーキンググループとなった。
そして▽移動介助サービス▽福祉店舗▽インターネットでの販売▽住宅改修・バリアフリー▽配食サービスの5つの部門に分かれて勉強会を始めた。
その中で「福祉店舗」は直ぐにでも実現できる事業として、花火通り商店街の活性化を狙いに空き地にプレハブの貸し店舗を設けている市商工観光課にリースを申し込んだ。
店舗は広さ約13平方メートル。駄菓子やオモチャの花火は東京・浅草まで仕入れに行くなど凝った。商品の仕入れや店の飾りつけなどで12万円ほどかかった。扱っている商品は駄菓子や花火のほか、福祉作業所で作っているはしおき、ペン立てなど日用雑貨。それに県立大曲養護学校高等部の小野崎晶さん作っているコーヒーカップやTシャツなども販売している。
初日は身障者3人に知的障害者4人、それにボランティアの人たちが店員となって販売を始めた。オープンとあって友だちや支援の人たちが次々とお祝いに駆けつけ、商売は繁盛した。しかも1日夜は丸の内町の八幡神社のお祭りもあってこの日は夜8時まで営業。神輿(みこし)や大曲和太鼓道場のグループも通って賑わいに拍車をかけた。
営業は今後、午前10時から午後6時までで普段はボランティアも含め3人の店員で運営する。福祉店舗部門の担当となった高橋スミさん(六郷町)は「利益は当面、商品の仕入れ代で消えると思うが店員として働いてくれる障害者の給料も払えるよう頑張りたい」と話す。
駄菓子屋の隣では同市大曲西根の農家の人たちが運営する「花火通り市直売所『にしね家』」があって取れたての野菜などを販売しているが、「駄菓子屋に来るお客さんのおかげで5月末のオープン以来、最高の売り上げとなった」と相乗効果に喜んでいた。
障がい者「福祉のまちづくり」会は同市飯田字堰東の「いきいきサロンえみのくち」内に事務所がある。電話は090─2984─3116(奈良さん)。駄菓子屋では小・中・高校生のアドバイザーボランティアを募集している。